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アカハライモリを教材として利用 ③アカハライモリを使った初期発生の観察

2019年9月23日

教材はアカハライモリを用いた。アカハライモリは、北海道・沖縄を除く広い範囲に分布し、比較的容易に入手できる代表的な有尾類の種である。「イモリ」という名は、「井守」と書くが、「井」が「井戸」や「水田」を表すことから、「井戸を守る」「水田を守る」を意味するといわれるように、池や水田側溝、小川のゆるやかな流れ、山地の湿地などに生息している。
体外受精で、透明なゼリーの中で孵化まで成長するので、各器官が形成されるようすが観察しやすいことと、多くの教科書で材料として紹介されているカエルの仲間に比べて、卵が大きく、卵を扱う作業がしやすいという利点がある。
また、胚の発生過程を観察する準備段階で受精卵を採取する必要があり、カエル類は、魚と同じ体外受精なので、人工的に受精させるか、産卵時に雄による抱接が必要である。しかし、イモリはゴナトロピン(絨毛性ゴナトロピン)を注射するだけで、受精卵を採取できる利点がある。1匹で多い時は50個以上の受精卵を採取することができる。採取した受精卵を使って、発生過程の観察及び結紮実験をおこなうことを計画した。

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