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論文「科学課題研究」を中心に据えた女子の理系進学支援教育プログラムの開発(3)目的

2018年3月16日

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研究の目的 
 本学園前理事長シスター渡辺和子の著書『置かれた場所で咲きなさい』(2012年発行)が1年で100万部を突破し、今では200万部をも突破している。本の帯には、「人はどんな境遇でも輝ける」とある。シスターは、人は置かれた状況はそれぞれ異なっていても、今の立場で前向きに生きてくださいというメッセージを贈っている。このような本が爆発的に売れるということは、逆に言えば、今の社会に生きる多くの人々が「今の置かれた場所でしっかり生きてくださ
い」という癒やしのメッセージを求めている状況にあるということだと思う。しかしながら、これから今まさに人生を切り開こうとしている世代(若い女性=女子生徒)にとって、「どんな境遇でも輝ける」とは言っても、より納得できる場所で、自分の才能を生かせることが理想であり、もし女性であることで、才能を伸ばすことが妨げられたり、職業が制限されることがあるとすれば好ましいことではない。
 文部科学省第2期科学技術基本計画(2001年閣議決定)から女性研究者支援が盛り込まれているように、今の日本の学校教育を取り巻く社会背景を考えると、将来の進路を科学分野に求めてリーダーとして活躍できる女性を育成する新たな教育システムが必要だということがわかる。本研究では、男女共学への移行が趨すう勢せいになっている状況にあって、あえて「女子校」の新たな可能性を求めて理系進学支援のためのカリキュラムの開発に挑戦した。2)

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