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歳をとってやっちゃいけないことは、「説教」と「昔話」と「自慢話」

2016年7月19日

いつもふざけた印象のある高田純次(芸能人)ですが、彼の言った「歳をとってやっちゃいけないことは、「説教」と「昔話」と「自慢話」」の言葉は説得力あるなと感心しました。
僕自身、明らかに年取っている世代になってしまいました。いつの間にか、生徒に「説教」と「昔話」、「自慢話」をしている自分に気づいて、はっとすることがあります。生徒に失望されかねないと思いました。
それから、愚痴も多くなっていると感じています。友人と話をしていて、「お前の愚痴なんか聞きたくないよ。俺も愚痴ならお前に負けないぐらい言えるけど、そんなの言ってもどうにもならないだろ。お前はいったいどう生きたいんだ?前向いて生きるしかないだろ」って言われて、「前を向いて生きるしかない」とあらためて考えました。

人はそれぞれ苦労した歴史があって、その経験から「説教」、生きた時間が長いだけ思い出も多くて「昔話」、そして、過去の栄光にしがみついて「自慢話」。話してしまいそうになります。みっともないですよね。若い世代である中学生や高校生、若い先生方に嫌われるのは当たり前かもしれません。

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教員室の入り口に、教員室に入る時は、①身なりを整えましょう、②入出するときは「失礼します」、③退出する時は「失礼しました。」とはっきり言いましょう、という張り紙があります。
その張り紙があることを恥ずかしいと言う生徒がいましたが、張り紙を貼った教員は、生徒ができていないことを注意したまでだと考えていて、むしろ正義感をもって貼っていると思います。張り紙は、生徒と教員の交流を絶った一方的な触書でしかありません。生徒との交流を成立させなかればならないという発想はそこにはありません。
一方で、学校教育を取り巻く社会状況は、18歳で選挙権を与えられ、大人としての判断力が求められる時代になっています。つまり、自分で考え判断できる力を生徒一人一人が身につける教育が求められているのです。
大人数の一斉授業を改善することが求められ、今、アクティブラーニングが話題になっています。つまり、知識の伝達・注入を中心とした授業から、教員と生徒が意思疎通を図りつつ、生徒が主体的に問題を発見し答えを見い出していくような教育に転換していくことが求められているのです。
歳とってしまいましたが、今求められている学校教育への期待に応えられるように、前を向きに挑戦し続けて残された教員生活を過ごそうと思います。

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