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1991年度文化祭 生徒会顧問としての最初の取り組みだった

2015年9月 7日

僕が生徒会顧問をしてから、もう24年も経ったんだ。そのときのことを知っている先生も少なくなってきた。今考えるとクラス担任として最も充実した日々を送っていたと確信できる時期だった。楽しかった。校長先生も一年目、僕も一年目だった。文化祭のタイトルも表紙も挑戦的なイメージで、先生方からにらまれるのではないかと心配しながら、でも一生懸命生徒と取り組んだことが思い出に残っている。あの時の生徒も、今や40歳を過ぎていると考えると随分時間が流れたものだ。その時の、表紙とパンフレットのメッセージを紹介させていただきます。

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1991年度 文化祭テーマ
 AGGRESSIVE TEENS(十代の挑戦)
≪主旨≫
 学校という枠組みの中で、毎日同じ制服を着て、同じ計画された時間の中で生活していると、共通のレールの上を同じ目的に向かって走っている自分を感じてしまいます。確かに、学校では、同じ十代の生徒が同じ机に向かい、同じ椅子に座っています。そして、設定された一定のルールを守って生活しています。しかし、同じ制服を着、同じ計画された時間の中で生活している十代の生徒であっても、それぞれの制服の中には、自分の世界・自分の夢を持ち、心の奥には自分自身の可能性に挑戦したがっている一人の少女がいるのです。
 今年の学園祭は、学校生活の中で、少し窮屈な部分から逃げるのではなくて、それさえも自分の糧にして、「一体、自分はどこまでやれるのか、今、何ができるのか。」という自らに対する問いに答えるべく、歩んでいくことを決意する意味で、"AGGRESIVE TEENS(十代の挑戦)"としました。学校という場所は、単なる学習だけのために存在する場所ではありません。私たちが、一日の生活時間のほとんどを費やし、考え、悩み、喜び、楽しむ生活の場所でもあるのです。この学園祭を今の私たちにできる精一杯、挑戦した結果の一つにしたいと思います。

≪校長挨拶≫    清心中学校・清心高等学校 校長 高木 貞子
 「十代の挑戦」というテーマをもとに、学園祭を開催することは、生徒達の学園祭にかける真撃な意欲と迫力が感じられ、大変うれしゅうございます。学園祭は、今年で二十八回目を迎えました。これまで、先輩の方々が労苦して築き上げられました学園祭の歴史は、立派な奇跡として後輩に受け継がれています。毎年の学園祭で感じられることは、歴史のある伝統の中にも、決して過去に止まらない新鮮さが見られることでした。それは貴重な伝統を基盤としながらも、今年はどんな文化祭にしようかと、常に独自性を持って「祭り」を創り上げてゆくからではないかと思います。歴史ある伝統、それは建学の精神です。しかも努力を惜しまない稜極的な行動力で、今年の文化祭も生き生きとした生命力を発揮することでしょう。精一杯、挑戦した結果である文化祭、体育祭で、どんな世界が、どんな夢が創造されるか、期待しています。終わりに、ご多忙中にもかかわらず、ご来場くださり、ご支援、ご協力頂きました多くの方々に、心から感謝し、厚くお礼申し上げます。

≪文化祭実行委員長挨拶≫    高3D 高田 忍
 本日は、大変お忙しい中、私達清心学園の文化祭にお越し下さいまして有難うございます。本年度の文化祭のテーマは"AGGRESSIVE TEENS(十代の挑戦)"と致しました。"十代の挑戦"ということで、生徒の一人一人が学校の中での自分の存在を見つめ直し、それぞれそこで自分に何ができるか、という問いに対しての答えを探してみました。その結果の一つとして、従来少なかった有志の参加が増え、普段の学校生活では見えない私達の一面が表現できるのではないかと思っています。また、運営していく実行委員会の方でも、今まで何となく当り前のように繰り返されてきたいくつかの企画を、再検討し改善してみました。
 清心学園の歴史の中で、今回の文化祭は、新しい校長先生を迎えての最初の記念すべきものであると同時に、制服変更を前にして同じ制服での最後の文化祭でもあります。そういう意味でも、この文化祭が新たな清心学園の歴史の第一歩になればと思います。

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