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「高校生と離島の中学生の交流によって深める地球環境学習」が教育助成に採択

2015年4月15日

SSHに指定されてから10年間取り組んできた森林調査の成果を離島(久米島)の中学校の生徒と共有して、地球環境問題を考えようという企画が、福武教育文化振興財団平成27年度教育研究助成に採択されました。今年度実施に向けて頑張ります。

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【研究課題】 高校生と離島の中学生の交流によって深める地球環境学習(代表 秋山繁治)

<研究によって解決したい地域や学校園の課題>
 2006年度から岡山県北部の森林を教材にして、森林実習を実施している。この森林実習の目的は、「森林生態系における生物多様性の理解」と「森林の二酸化炭素吸収量の推定」であり、その研究を進めるための調査を環境学習の教育プログラムとして位置付けて実施している。つまり、課題研究として取り組む過程(基礎知識の獲得やいろいろな問題に対する模索)を通して、環境学習を進めていくスタンスである。
「森林の二酸化炭素吸収量の推定」は、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の方法を用いて、2006年度から継続して毎年夏に実施しており、今年で10年目になる。このように、長期的でグローバルな研究方法に基づくデータの蓄積と研究成果を学校内だけにとどめるのではなく、他の学校や地域と共有することにより、社会的な教育活動に広げることができると考えている。

<研究方法・手段>
①10回目の森林実習を鳥取大学教育研究林「蒜山の森」で実施し、これまでのデータをまとめる。
②離島の中学校を訪問し、中学生と協力して現地の森林調査を実施。研究成果のプレゼンと自然観察会での交流。
③今回の教育プログラムを、島を研究対象に動植物を研究している高校生が集う「第3回島嶼科学交流」で発表。

<期待する成果・目標>
①環境調査の成果を他の地域の生徒と共有することによって、互いにより広い視野で環境を理解することができる。
②高校生にとっては、"わかりやすく相手に説明する"というプレゼンテーション能力と意識の向上に役立つ。
③中学生にとっては、高校生と一緒に活動することにより、科学課題研究をグローバルな視点で捉える機会となる。

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