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授業「生命」第22回 岡山中央病院産婦人科医師・金重恵美子先生

2015年1月20日

【生徒の感想】
 今日の講義の内容は、とても将来に関係あることだったので、お話を聞けてとてもよかったです。話の中で、人が歳をとり、いろいろな体の器官が悪くなっていくのと同じように、卵子も歳をとる「卵子の加齢」になるのだと知ってビック リしました。私は今まで、16・17歳のときにできる卵子も35歳や40歳のときにできる卵子も質としては同じだと思っていました。しかし、卵子もほかの器官と同じで歳をとり、卵子の質も年とともに老化することを知りました。学校の先生で高齢出産をされた先生が、不妊治療中に医師から、「だんだん今の人は美魔女などと言われて、見た目が歳より若く見えるよう になっているけど、出産できる歳は昔と変わらない。」と言われたそうです。近年の初産の平均年齢は30歳ぐらいです。ちょうど、仕事も軌道に乗り、バリバリ働こうか、というくらいの年齢です。「出産」か「仕 事」かという究極の選択を迫られてしまいます。日本の女性の就業率は、M字型となっています。スウェーデンやアメリカなどは、ちょうど女 性が出産をするぐらいの年に就業率が落ちていません。スウェーデンなどでは、育休制度などがしっかりしており、男性の育休取得率も約 80%ととても高いです。
 世間が「リケジョ」と騒ぎ、女性を研究の世界に引っ張ろうとしているが、男性の協力をあまり望める状況じゃなければ、いくら優秀な女性 研究者が育っても「子供がほしい」と思っている女性研究者は、30歳くらいの今からというときに研究者の道を捨ててしまうのではないかと 思う。世間が男女ともに育児をしやすい環境を作らないと、今、世間が望んでいる方向には行ったようで行かない状況になってしまうと思う。私たちが子供を産んだり、育てたりする頃までには、育児制度がしっかりし、出産のために仕事を辞めるようなことにはならない世の中に なっていてほしいと覆います。今日の講義はいろいろと今後のライフプランを立てる上で、重要な話だったと思います。

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