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Lectures in Universiti Malaysia Sabah 大学での講義 2日目

2007年3月28日

学科長Prof.Dartin Dr.Maryati MohamedとEn.robert f.Petersのオリエンテーションと、Dr.Idris Mohd Saidの”植物の生物の多様性”とDr.Homathevi Rahmanの”昆虫の多様性”の2時間の講義があった。


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Prof.Dartin Dr.Maryati Mohamed


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Dr.Idris Mohd Said


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Dr.Homathevi Rahman

午後は、コタキナバルの私立のカトリック中高一貫校Maktab National に招待していただき、英語による学校紹介や校舎の案内をしていただいたりした。生徒交流などの時間を楽しい時間を過ごせた。引率者の目には、マレーシアに来て、生活や文化の違いにショックを受けていた生徒が、現地の高校生に優しく迎えていただいたことで、元気を取り戻せたように見えた。


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訪問したMaktab National


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盛大な出迎えを受けた


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担当の生徒が学校内を英語で紹介


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校庭の様子

【生徒Aの日記】

◎学長Maryati先生によるオリエンテーション
・サバ州にはキナバル山という大きな山があるから強い台風とかは来なくて、blow windが吹くぐらい。
・サバ大学はマレーシアの大学のうち9番目にできたもので、1994年にできた。
・マレーシアには現在20の国立大学があるが、サバ州にはサバ大学のみである。
 先生の話はゆっくりと分かりやすく話して下さったので初めてのレクチャーでもなんとなく理解することができた。また、第2言語のはずなのに、英語がぺらぺらなので驚いた。

◎Idris先生の講義
・マレーシアには15,000種の花と3,000種の木、221種の陸上のほ乳類、420種の留鳥がいる。
・サバ州には世界で1番高い木があり、そういう木は太陽の光をたくさん浴びようとして上に伸びていく。
・ボルネオには「louland rain forest」や「peat swamp forest」、「mangrove forest」などさまざまな種類の森がある。
 マレーシアは自然が豊かで、たくさんの種類の動植物がいるということを知った。そしてこの研修のうちに、できる限りの固有の動植物を見て帰りたいと思った。食虫植物は虫を誘い込んで、壺みたいな形になった葉の中に落ちたものを消化して自分の栄養にしていると聞いて驚いた。また、その部分がどのようにしてできるのか不思議に思った。

◎Maktab 高校訪問
 バスで学校に到着したときは、生徒たちの出迎えに驚いた。学校に来る人たちを迎える時というのはこうなんだと実感することができた。学校紹介が終わり、私たち1人に対して1人か2人がついて学校内を案内すると聞いて、1人だけでちゃんと会話ができるのかすごく不安になった。でも案内してもらっているうちにコミュニケーションがとれるようになった。第2言語なのに英語がぺらぺらなのは、授業がすべて英語で行われているからのようだ。

 マレーシアで1日過ごし、いろいろ日本と違うところがあった。日本は便利な国だとつくづく感じた。特にトイレは不便だった。また、町中をバスで走っている時に、高床式の古い木造の建物をみて、生活の格差があるのかなと思った。英語は1番話されている言語として、ちゃんと語彙力をつけないといけないと思った。また積極性を身につけることも大切だと思った。

【生徒Bの日記】
 バスでホテルから10分ほどのサバ大学に行き、バスで大学内を案内してもらった。サバ州には大学は1つだけのため、生徒数は非常に多く、大学はマレーシアで一番美しいらしい。学部も多く、大学内は歩いて移動するのが大変なほど広く、学生はバスで移動する。この国がイスラム教だと感じられるところは、大学内にもモスクがあり、女性は肌を隠す服を着ていること。モスクは4㎢の中に必ずなければならないということから、大学の中にもあると教わったが、服装が町の中よりイスラム教の格好をした人が多いのはやはり国家的に宗教が決まっているからだと思った。あと印象に残ったことは大学がある丘の片側は勉強に専念できるところで、もう片側は学生が楽しんでリラックスできるようなところになっていた事だ。朝の9時から大きな試験があったらしく、学生はあまり見られなかったけど、大学内は本当にきれいで冷房もあり、快適に勉強できるように配慮されていることが感じられた。
 学部長のMaryati先生に今回のコースで行くところの紹介とサバについてのお話、オリエンテーションをしていただいた。パンフレットなどでサバについて少しは知っていたものの、やはり現地の人に聞くのが一番良く伝わってくると思った。Maryati先生はこれまでに会ったマレーシアの方の中でもっとも明るく緊張を解いてくれる方で、お話もとても分かりやすく面白かった。少し休みをはさんだ後、1つめの植物についてのレクチャーを聞いた。まずはボルネオの環境の特徴についてで、それから、生物の多様性、いろいろな自然環境の多様性など。この日の3つの講義のすべてで話されていた多様性のことが少し分かった。実際にトレッキングをする時には是非ボルネオの固有種を見たいと思った。植物の名は難しいけれど、植物の分布や特徴が日本とまったく違うので、そういう点を比較したいと思った。次は昆虫についてのレクチャーでHomathevi Rohman先生というインド系の女性の先生だった。植物と同様に昆虫の種類も様々で、同じ昆虫の種類の中でも形が様々で興味深かった。形や特徴が違うのは住むところが違うからかもしれないと思うけど、昆虫は一番どこにでも見られるとおっしゃっていたのでそういった所にも注意して見たいと思った。
 大学で昼食をとった後、バスでMaktabに訪問した。高校は今日の中で一番強烈だった。出迎えが想像を超えていて、生徒たちが日本人とは全くタイプが違い、すごく積極的だった。それは先生たちが自分の生徒たちを信頼し、生徒たちも自分に自信を持ち、その学校にいることを誇りに思っているからだと分かった。いろいろなゲームも楽しかったし、私たちのために色々な準備をしてくれ、完璧な応対をしてくれたことをとてもありがたいと思った。生徒だからといって決められたことだけをして成長しようとするのではなく、自分たちの学校という態度がすごいと思った。レベルはだいぶ上だけど、同じ年代の人たちと身近に話しができて、とても良い経験をした。

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