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沖縄研修旅行(西表自然環境コース)生徒の感想①

2005年10月12日

今考えるとあっという間の四日間でした。帰ってきて写真を見たり、思い出話をしていると語りきれない思い出がたくさんでてきたのは、この四日間を満喫していた証拠なのだと思います。先生や先輩から聞いていた話は期待を膨らませる話ばかりでとても楽しみにしていきました。飛行機を二本乗り継いでやっと石垣に着きました。やっぱり海が綺麗。それから私の驚きっぱなしの四日間が始まるのです。道には牛がいて、写真で見たことあるようなサトウキビ畑、パイナップル畑、ハイビスカス。川平公園につくと私の沖縄のイメージがつまった場所でした。

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川平湾

青い空!青い海!白い砂浜!グラスボートからみる景色はまるで水槽の中でした。天然水槽ですね。赤や黄色や青の魚たちに目を奪われている人間たちを見るのは少しおもしろかったです。船に乗ってやっと西表に着きました。この船の中が私にとって一番の地獄だった気がします。

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グラスボートでサンゴ礁観察

ナイトハイクに出てびっくりしたもの。それは星空です。あんなに綺麗な星空!ビックリです。くっきりとわかる天の川。5分に一回は流れる星。天然水槽に続く天然プラネタリウムでした。その星空には皆が吸い込まれていました。もちろん私も吸い込まれてしまいひたすら上を見上げていました。部屋に帰っても星空が忘れられず、友達と熱く喋ったのを覚えています。ヒナイ山を登ったのはこの旅行の中で一番辛かったです。約7時間をヒナイ山登山に使いましたがほとんどが山道・マングローブでした。始めは周りの景色を眺める余裕も、水に浸かるのを嫌がる可愛らしさもありました。だんだん足場が悪くなり、水に浸かる回数も増えてくると、足元しか見れなくなり、スニーカーを水の中へ浸けるのも泥へ突っ込んでいくのも開き直っていきました。辛かったけど、滝の上に着いた時・マングローブの林を抜けた時・滝つぼに飛び込んだ時の爽快感はたまらないものがありました。あの爽快感がなければきっとあの登山の楽しさを理解できていなかったと思います。
夜の星空案内。海辺に寝転がって星空を見るとすべての星空が自分のもののようでちっぽけな自分にせつなさを覚えました。三日目は海での行動がメイン・・・のはずが天気はあいにくの雨。不安はたくさんあったけど星砂の海岸に入ってしまえばそんな不安もなくなりました。目の前には魚・魚・魚!!グラスボートで見たはずの青や黄色や赤の魚たちが自分の目の前にいるのには感動しました。寒いのも忘れて私は魚に目を奪われながら泳ぎ続けました。また、海岸の星砂も本当に星の形をしていて生命の神秘を感じました。シーカヤックは楽しすぎで、波や突然の雨で自然の大きさに触れた気がします。そのあとうえはら港の沖でシュノーケリングをしましたが、私の中で一番の海でした。サンゴ礁や魚の綺麗さが今まで見た海の中の景色で一番でした。あの景色を忘れる事は無いと思います。

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シーカヤックで船浦港へ

最終日、朝日を眺めながら私は帰りたくない気持ちでいっぱいでした。西表島はコンビニもパソコンもないけど色とりどりの魚やサンゴ礁が住んでいる海や無数の星が散らばる星空やまだまだたくさんの生き物がいる森林があって、そこにいる私はなんてちっぽけなんだろうと考えさせてくれる島でした。そんな西表島に触れる事が出来た私は貴重な人間なのだと思います。そしてこの貴重な体験をこれからの生活に少しでも生かしていきたいと思います。先生や先輩に聞いた話で膨らんだ期待以上のものを感じ取れました。この研修旅行は私の人生のビックイベントのひとつになるのではないでしょうか。この体験が出来たのは色々な人のおかげだと思います。

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