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清心中学校・清心女子高等学校の展望 中学生対象アンケート

1999年5月31日

②中学生対象のアンケートについて
(1)中学1年生
(a)学習面ではどうなっているか。
 家庭での学習時間は、塾を含めて2~3時間が多い。週2回以上塾に通っている生徒が半分以上で、1割の生徒が家庭教師についている。塾(家庭教師)で習っている教科は英語が最も多く、目的は学校の成績を上げたいからが半数以上である。「授業内容がわからないとき普通どうするか」と問いで、「学校の先生に質問する」が5%しかいない。学校の成績を上げるために、塾などに行き、学校では質問しないという状況が見えてくる。成績については、もっと良くなると思っている生徒が7割以上である。積極的に生徒が教師に質問する姿が日常的に見られる教室にしたい。
(b)特別活動ではどうなっているか。
 部活動には、6割以上が入っていない。入らない理由は、「帰宅が遅くなるから」が多く、通学条件が問題になっている。また、「勉強と両立できそうにないから」が次に多いが、塾へ通っている生徒数の多さを考えると、中学生の時期から、勉強をかなり意識していることがわかる。放課後は「すくに家に帰る」が9割になっている。中学生は、特別活動にあまり参加せず、塾に通うように学校に通っている生徒像が浮かび上がってくる。
(c)何を学校に期待しているか。
 本校を受験することを決めた時期は、ほぼ8割が小学校5・6年生の時期である。入学は、7割が自分で希望し、7割が第一希望であったと答えている。受験するにあたって魅力を感じたのは、「英語教育に力をいれている」や「環境・設備に恵まれている」、「6年一貫教育」などがあげられる。全体的にイヤだと思っていることは、この時点では少ない。本校での学校生活で「受験に対応できる学力」、「英語の力」をしっかり身につけたいと思って入学している。卒業後の進路については、この時期すでに清心女子高等学校以外を考えているものが、23%もいる。
(2)中学3年生
(a)宗教教育についてどう思っているか。
 ミッションスクールであるということは、それほど意識していないが、ミサには抵抗が無く、むしろ貴重な体験ができるととらえている。ただし、霊的講話は4割を超える生徒が必要ないとしている。「工夫して欲しい」を加えると7割になってしまうので、何らかの理解を促す取り組みが必要な時期にきている。
(b)学習面ではどうなっているか。
 塾に通っている生徒が7割に増え、家庭教師に教えてもらった経験をもつ生徒も3割に増えている。習っている教科は英語・数学の2教科が多い。よくで勉強ができる生徒が多いと思っている。
(c)特別活動ではどのようになっているか。
部活動については、「参加し、充実した学校生活を過ごした」と思っているのは、3割程度で、加入数が低い結果と相関している。修学旅行は現在実施されていないが、6割の生徒が、計画を希望している。生徒の希望を考慮した立案を希望している。
(d)生徒指導をどのように思っているか。
 校則については、自己評価で7割が「だいたい守れた」としている一方、不満があり、8割以上が「適切でない校則もあり改正して欲しい」という希望を持っている。また、全体的に守り方はルーズあるが校則が厳しすぎると思っている。制服については、8割以上の生徒が不満を持っており、生徒の意見も取り入れて変えて欲しいという希望がある。
(e)何を学校に期待しているか。
 学校生活で魅力を感じるものについては、ほぼ中学校1年生と同じ傾向であるが、中学3年でのニュージーランド研修旅行の体験から「海外研修いける」が最も魅力あるものになっている。さらに、教育課程に海外研修が組み込まれたコースがあれば行きたいという生徒が6割いる。一方、「一人一人の個性を生かした教育をしている」と考えていない生徒が8割いる。パソコンを導入した授業には肯定的で、半分以上の生徒が家庭にパソコンを持っている。教師のパソコン及びインターネットの利用状況をみると、生徒の家庭環境の方が新しい社会の風潮に対する対応がはやいと思われる。新指導要領で、中学校でもパソコン及びインターネットの利用が含まれ、1998年度中に岡山市内の中学校全校がインターネット利用できるようにする方針であるので、本校においても、中学校における情報教育をいかに進めるか検討する時期にきていると思われる。

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