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2000年度参加した生徒の感想

1日目の感想

      

Y.Fさん

今日は,楽しみにしていたオオコウモリを見ました。そして,ハネを触らせてもらいました。薄いゴムみたいで、すぐに破れそうでした。しかし、少し穴が開いても人の小さな傷のようにすぐ穴はふさがると聞いて驚いた。
小型のコウモリは,洞窟などに住んでいて,昆虫などを食べ、オオコウモリは木などに済んでいて,木の実を食べます。しかし、木の実は汁を吸って汁以外はそのまま吐き出すそうです。講演で初めて分かったことがたくさんありました。
今日の二番に印象に残ったのは玉泉洞王国村に行ったことです。
洞窟の中は蒸し暑かったり、寒かったりで…。
昇龍の鐘といって,天井からのつらら石と石笥がくっついたものや、槍天井といって二万本のつらら石が圧巻したものがありました。洞窟は900mくらいあって、すごく長く初恋広場・コウモリ館・白銀のホール・化石の広場・サボテン山・陽炎の国・龍神の池など、たくさんの名称がありました。

最後に鍾乳洞の成り立ち

  1. 天井の割れ目から石灰分を含む水がにじみ出て水滴となり落下する。
  2. 落下時に水滴のまわりに石灰分を残し、これが積み重なって鍾乳管、つらら石となる。
  3. 落下した水滴の石灰分が蓄積され石筍をつくり、更に伸びて石柱となる。
M.Fさん

今日はハブと沖縄の自然とオオコウモリについて学びました。初日で元気は一杯あったけど、眠たくて仕方なかったので困りました。けれど、とてもためになる話をいっぱい聞けたし、とても貴重な体験ができた1日でした。
ハブを生で見たのは初めてでした。写真などもいっぱい見ました。ハブにかまれた人の足や手を見て、とても怖くなりました。けど、今ではハブにかまれる人も少ないしかまれても対処法がしっかりしていることが分かって安心しました。ハブの卵がとても大きいことに驚きました。あんなに細い体からニワトリよりも大きな卵が8コくらい産まれてくるのにはびっくりしました。しかも、その卵から生まれてくる子ヘビが結構大きいことにもびっくりしました。
衝撃的だったことは,ハブが子ネコ5匹をまるのみしている写真と、そのホルマリン漬けを見たことです。まさか子ネコ5匹までまるのみできるとは思っていなかったので驚きでしたが、子ネコがとてもかわいそうで、泣きそうでした。

ハブはとても恐ろしい生き物だとは思いましたが、やっぱり同じ生きている動物なのだから殺してしまうのもかわいそうだと思いました。
オオコウモリはとてもかわいかったです。まさかあんなにかわいいなんて想像していませんでした。今日,オオコウモリの説明をしてくれた金城さんの連れてきたオオコウモリのペーちゃんは、金城さんにとてもなついていて金城さんが羨ましかったです。私もあんなになつかれたいです。ペーちゃんはとてもかわいくて、私もオオコウモリを飼いたくなったほどです。コウモリといえば怖くて小さくてかわいくないイメージがあったけれど、今日そのイメージが変わりました。話が聞けてとてもよかったです。
明日も大変そうだけど、頑張って色々なことを学びとろうと思います。

M.Kさん

この地に着いて、まず温度の高さに驚かされました。用意していた長袖では対応できないほど暖かく、やはり本土とは違う...ということを,肌で感じました。言葉のイントネーションや、方言などを身体で感じ、自分の地元への想いを実感しました。今日の1日をここで過ごすことによって取り入れることの多さに気付かされました。
ハブ研究所では,今までにない貴重なことを学びました。目の前にいるハブに親近感を覚え、それと共にハブの毒性の恐ろしさ、それの被害をくい止めるための血清の開発など、非常に進んでいる知識にも驚かされました。肌で感じる…というか、目で見て、手で触り、確かめることがたくさんありました。
県立博物館では、目で見ること、あと人の話を聞くことによって耳に取り入れ目で見て知りました。

オオコウモリの講義では,先生の話も大変興味深く、おもしろかったのでスライドを観るのがすごく楽しいものとなりました。
初めて身近で見るコウモリにすごくドキドキして、緊張したけ、話もおもしろく、いい時間をすごすことができました。
一日目から、忙しくハードだったけれどそれなりに充実していて良かったと思います。ハードだからこそ得ることのできる充実できて日だったので、今日のこの日程がなんとかこなすことができてよかったです。
いくら疲れても、そのぶん充実していたりたくさんのことを学び、その上楽しい体験が出来たこと、沖縄に来てよかったなぁと思いました。
これからあとの三日間、いくつもの貴重な体験が出来ることを楽しみにしています。
今日の研修を終えて、忙しかっただけの成果があったことに大変満足しています。明日もいい経験ができるよう、自分なりに学びとる気持ちを忘れず頑張ろうと思います。

S.Fさん

今日はまず最初にハブ研究所に行った。ハブは有毒なヘビだということは知っていたけれど、ビデオや写真などで実際にハブにかまれた人を見て、後遺症は残るのだと分かりました。そしてハブが子ネコを5匹のみこんだ様子をホルマリン漬けにしてあるものを見てすごく驚きました。ハブは、4週間ごとに歯が生えかわるので,歯は通常2本だけれど,3本のときや4本のときもあるのだと初めて知りました。だから,もし歯が4本あるときにハブにかまれたら,ハブ2匹分の毒がまわり、ひどい状態になると思いました。
沖縄では、家や庭・畑など身のまわりでハブが出ることがよくあり、年間で150人くらいの人が被害にあっているそうです。昔はそれで死ぬ人が多かったそうですが、今では医学も発達し、死ぬ人も減ったそうです。
沖縄では、ハブの被害を減らすために、ネズミを囮にしたわなを仕掛けたり、スプレーが開発されたりしていました。

今日は、本物のヒメハブに触ることができました。思っていたよりもずっとやわらかかったです。それは、無毒のヘビが獲物をしめ殺すためにお腹が硬いのに対し、ハブは獲物に毒をまわらせて殺すためだそうです。
今日、もう一つ印象に残ったのはオオコウモリのペーちゃんです。
あんなに大きなコウモリを見たのは初めてでした。近くで見ると目がくりっとしていてとてもかわいかったです。私が今までに見たことがあるのは小型のコウモリで、それは超音波を出すそうです。それに対してオオコウモリは視覚を使うそうです。コウモリの餌となる木の実は、汁だけを吸って後は吐き出すそうです。そして、フンをするときは顔にかからないように頭を上にしてからしていました。賢いと思いました。
今日はためになった1日でした。

R.Mさん

私の将来の夢は研究者になることである。未だどんな研究をするか具体的に決まっていないが、最近一つの指針が固まりつつある。 それは、自分が好きなものを徹底的に研究する、というものだ。以前,親と東京の寄生虫館に行ったときや、今日の研修でたくさんの人の「自分が好きで研究している研究内容や話」を聞いた。好きな事だから詳しいし、世間一般で言う悪いイメージを覆す、好きな人ならではの話が聞けた。そういう話はとても面白いと感じられる。私も是非そんな話が出来るような研究をしたいと強く感じた。

3日目の感想

      

M.Fさん

今日は今までで一番大変な一日でした。朝からシーカヤックに乗ってマングローブを見ました。シーカヤックは結構難しかったです。なかなか思うように動いてくれなくて、いろんなところにぶつかったりして大変でした。足や腕も痛くなりました。腕が痛くなるのはダメなこぎ方をしているからだそうです。正しいこぎ方をしたら、腰が痛くなるらしいです。けど、景色が壮大で感動しました。"大自然"という感じ。最後の方にはこぐのも慣れてきました。マングローブややんばるの森を見ながらのシーカヤックはとても楽しかったです。

沢登はハプニングの連続でハラハラドキドキの連続でした。始めは「沢登りなんて楽しくなさそう。」と思っていましたが、実際やってみると大変だったけど楽しかったです。水につかるのはイヤだと思っていたけど、気持ちよかったです。トレッキングだからと、トレッキングシューズを履いて行ったら大変なことになりました。滑りまくってしまいました。水の中ではトレッキングシューズではない方がいいらしいです。水の中を歩くとき,本当に怖くて、いつこけやしないか(いつ転ばないか)と泣きそうでした。私は目が悪いので、下がよく見えなかったのがいけなかったのかもしれません。とても怖かったけど、なんか楽しかったです。少女に戻ったような気がしました。滝にも感動しました。あんなに間近で滝を見たのは初めてでした。
帰りの道では、ひざがガクガクして大変でした。日ごろしない運動をしたものだから、後の筋肉痛が怖いです。
明日、もう沖縄を発つなんて信じられません。とても早いような気がします。最終日も存分に楽しもうと思います。

M.Kさん

今までで1番ハードでは、その上,思い出となったのが今日でした。初めてのものだけでなく,周りの環境そのものに感動しては、たくさんのことを学びました。
やんばるの森の生物のビデオではは、実際に出会えないような偶然の生物を目にしました。
慶佐次でのカヌーは乗る前からドキドキ,緊張していたけれどは、いざ乗ってしばらくするとカヌーにも慣れては、スピードも出てきました。でも他のボートとの接触が避けられずぶつかることも多々ありました。
近くでマングローブを見たりは、森で目を閉じて自然を感じました。カニも変わった種類のが見られました。
今日のやんばるトレッキングでは水にぬれたけどは、貴重な体験が出来ました。ノグチゲラの鳴き声を耳にすることも出来ました。大きなナメクジやトカゲの仲間も見られておもしろかったです。本土では見られない生物を目にすることがたくさんありました。こけそう(転びそう)になって怖かった部分もあったけれどは、楽しかったです。
滝に着いては、どうしても見ていて泳ぎたくなったので水に入りました。昔シンクロをしていたときの立ち泳ぎが役に立ちは、かなりラクに進むことができました。自然での怖さとその中でのおもしろさを知りました。外に一歩出ると,恐ろしいところもあるということも分かりは、けじめをもっとつけてきちんと行動をしなければならないと思いました。
疲れたし,かなり体力のいる日程とコースだったけれど三日巻とも充実感と達成感のある一日一日を過ごすことができました。
こういう機会を与えてくれた周りの人やそれらの環境に大変感謝しています。

R.Mさん

今日の午前中は慶佐次でシーカヤックにのり、午後はやんばるで比地大滝まで歩いた。
慶佐次のシーカヤック漕ぎは思ったより簡単でスピードも出たし、やんばるのトレッキングは思ったより楽であった。そうして感じたのが、一人でもっと色々やってみたい、という事だった。人数が多いと行動に制限がつくし、それに自分の思い通りにも行動してみたいからだ。それだったらどんなに気楽だろう、と思う。

けれど、現実を考えてみるとシーカヤックでペアになった先生の後ろでしてくれた急ブレーキ・急カーブがなければマングローブにぶつかっていただろうし、ガイドの人がいなければ今知っている知識も何も知らないで終わっていただろう。沢を泳ぐイモリを見つけることもなかったし、岩ですべった時もっとひどい怪我をしただろう。滝壷に・・・落ちて泳ぎ、少しおぼれかけた時、手助けがなかったらおぼれていただろう。そして今こうして先生の作ったツアーで、このメンバーにこの案内役の人で、このやんばるの森の状況がなければ今日のような体験はできなかっただろう。こうしてみると,自分ひとりの力はとても小さくて、他の事象が私や私のまわりに与えた影響により今の自分ができているのだということがわかる。それはまるで大きな手のひらの中で踊らされているかのようだ。

私達のツアーはある意味先生や大人たちの手の中で踊らされているようなものだし、その先生や大人たち自体もまた違う手の中でおどっている。空へ鳥が自由に飛んでいるように見えても、誰かが空を飛べる状態にし、飛ぶ必要性を作って飛ばさせているかのようだ。私達のこうした生命活動も,誰かがそう仕向けているのかもしれない。それは自由どころか,かごの鳥で、ゲームの中で操作されているキャラクターのようなものだ。そう考えると、この地球上は何か大いなる意思によって全て動かされ、手の内に入れられているような感じがしてくる。
では、その手を形成しているのは誰かというと、それは大木であったり小さな微生物であったり、はたまた岩であったり、水であったり、私達であったりする。
つまり、この世界は私達や小さな昆虫たちなどにより操作され、踊らされているということだ。それを別の名でよぶと、生態系という。

やんばるの森は本当にそんな事を感じさせる。小さな一つ一つの生き物が、本当に貴重なものに思えてくる。もちろん、私達自身も。
自然を見るとどうして私達はその偉大さに圧倒されるのか。それは,どこか自然の手のひらから離れかけてしまっているからではないだろうか。離れて初めて分かるその重要性、すばらしさに、感動しているのではないだろうか。

T.Kさん

今日はマングローブを見ました。カヌーは初の体験だったので、おかしな方向に向かったらどうしようかと思っていました。けれど,案外簡単で、前の子との息もピッタリ?でした。カヌーをこいでいたので,マングローブの生態なんて見られないと思っていたら、マングローブにぶつかりそうになる時に見られました。改めて温帯と亜熱帯の自然は異なるんだと感じました。
次の訪れた海水揚水発電所のスケールの大きさには驚きました。132mという数字にもびっくりしました。世界初というだけあって、また貴重な動物を保護するための様々な苦労があることを知りました。人間は地球の一部なので、自然との共存は大切だと思いました。
ネオパークオキナワでは、動物達を目の前で見ることができました。やっぱり園内は動物くさかったけれど、楽しかったです。でもヤンバルクイナとノグチケラを見られなくて残念。
いよいよこの研修旅行も終わりです。あと一日、今までのことが無駄にならないよう頑張りたいです。

修学旅行に帰ってからの生徒の感想

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