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6月15日
ジェンダーとは、社会的・文化的に形成された性別のこと。「女(男)とはこういうものだ」という通念を基礎にした男女の区別です。「女は家事・育児・やさしい・こまやか」「男は仕事、強い、責任感がある」などの見方や、服装、髪型、態度、言葉使い、進路指導・選択、余暇活動の種類などは、「自然な特性」に基づいていると思われがちです。しかし、男女の生物学的な特性はごく限られており、こうした通念や性別役割分担にとらわれた見方をジェンダー・バイアスと言います。人々の矢多様性、可能性を制約する「ジェンダー」を点検することが求められています。
まず、「女性のイメージ」について、質問された。
やさしい、ふっくら、結婚、差別、ほがらか、化粧、 家事、下着・・・・・・・。
日本に裸像が設置されただした歴史的背景を聞く。
街角の女性の裸像をジェンダーの視点から分析。
女性の命を大切にした街角芸術にはならないか。
(岡山女性フォ-ラムVol.10より)女性フォーラム 真邉 和美
私たちは、女性のために提言、行動することを自標に、定例学習会、各種イベント開催、男女共同参画社会に関する調査研究、会報誌の発行等の事業を行う会を11年前に発足させた。創立から10年間は、自立にむけた自分たち自身の学習と市民(特に女性たち)向け啓発イベントの開催で終始した。途中からは持続性をもち行動へ繋がる内容が重要であると気付き、テーマを設定した継続講座として「ウイメンズ・カレッジ」を併設した。これは地方都市岡山で「女性学」を学ぶために一万円の受講料を出すという初講座であった。個人税制、メディアリテラシー等女性学の最前線情報を得て、自分自身の意識変容ができたと喜んだ。ところが‥、冷静に周りを見回すと、社会は何もわかっていない。相変わらず女性管理職は極少、サラリーマンの妻は納税していないし、TVでは女性への暴力シーンが溢れているではないか。制度や政策の発信源アプロ-チしなければ何も解決しないことに10年自にして我々はやっと気付いたのだ。そこで、11期にして、「女と社会政策を考える」をテーマに掲げ、行政をはじめ、政策決定機関へ直接アプローチするたまえの学ミ習に踏み込んだ。政策を知るには政治や制度の仕組みを知らねばならない。また実際動きだせば一つ一つの行動が、我々の主張を社会に表現することであり責任の所在が我々にあることを表すのである。仲間たちもこのプレッシャーにどれだけ耐えられるか、試練の第一歩となっている。学習から行動へ移せるか!12期は正念場をむかえる。