【趣 旨】「科学英語」はSSH指定校の多くが取り組む中心課題の一つである。昨年の研究成果発表会で試行した「科学英語」の授業をもとに、今年は次なるステップとして、「科学英語」の授業とアジア系研究者の英語による生物実習をまとめて公開し、参加者から意見や助言を得る。また、そうした英語のベースとして、清心中学校の英語プログラム(NELP・SELP)があるので、その内容を紹介し、充実ぶりを知っていただく。
【場所】清心中学校清心女子高等学校・会議室棟2階(岡山県倉敷市二子1200)
【日時】 2009年6月27日(土) 13:00~16:50 (参加の締め切り:6月24日(水))
【内容】
12:30 受付
13:00 開会行事
13:10~13:30 英語プログラムの報告
13:40~14:25 公開授業「科学英語」(松村澄子・清心中学校・清心女子高等学校教諭)
14:40~16:00 公開授業「観察 ニワトリの解剖」(シュバッシュ・ダス・広島大学博士研究員)
16:00 研究協議
16:40 閉会行事
【授業内容】
1.「科学英語」 13:40~14:25
担当:松村亜貴子(清心女子高等学校)
題材「Green Light to Human Cloning?」を用いたディベート形式の授業を行う。フローシートを利用して、自らの主張とは異なる立場に立っても論理に一貫性をもたせ、証拠を見せて説得するという経験をして、理系進学に欠かせないコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を養う。全10時間の最終時間である。
2.「生物実習:ニワトリの解剖」 14:40~16:00
講師:シュバッシュ・ダス氏(広島大学生物圏科学研究科)
シュバッシュ・ダス氏はバングラデッシュ出身で、現在、広島大学でニワトリの生殖器官の研究をしている。アジア系の研究者の多くは欧米系と異なり、第2言語としての英語を習得し、英語を通して研究活動を続けている。生徒には氏の英語による授業を通して、実習内容だけでなく、共通言語としての英語のもつ役割を体感させる。授業はニワトリの貯精、受精、生殖器官全般の説明をした後で、実際に雌のニワトリを解剖して、生殖に関連した色々な器官の観察をする。
【参加対象者】 小・中・高校教員、教育関係者、保護者および関心を持つ人
投稿者: 秋山繁治 日時: 2009年6月22日 12:34|パーマリンク