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本校生徒9名が『ユネスコスクール・アジア太平洋地域・ESD高校生フォーラム in Sakai』に参加しました。(2013年11月2日~4日)
私自身がUNESCOの活動に参加したいと初めて感じたのは中3のときだった。私はもともと世界のことについて知りたいという気持ちを強く持っていたので校長先生からUNESCOスクールに認定されたこと、そして岡山で大きなフォーラムが開催されることを聞いたときすごく興味が湧いた。きっとその時から私はUNESCOの活動に参加したいという気持ちをもっていたのだろう。高校生になってこの募集があったとき私は迷わず応募してみようと思った。私は初めこのフォーラムのことやESDについて多くのことは知らなかった。ただ、この活動を行うことにより自分の世界に対する目や認識を変えることができるのではないか、そんな風に感じたのだ。
私が準備セミナーで得たものはとても大きなものであった。テスト前や何かの行事前などフォーラムのために時間を作ったりするのはあまり簡単なことではなかった。けれど準備セミナーに参加してよかった、結局最後にはそう思って家に帰っていた。それは準備セミナーがどれだけ大事なものかということを示していると思う。準備セミナーに参加すると毎回必ず新しい考えに気付き、自分の考えるESDを深めることができた。それは他の学校の人たちと交流することによってうまれるものであった。この活動の参加者には私と同じ高校生なのにとても広い視野を持っていたり、世界を少しでも良い方向にするために自分自身で努力していたりと尊敬できる人がたくさんいた。そして全員が共通して持っていたものは、世界のことを知ろうとする強い好奇心と積極的に活動に取り組もうとする意欲であった。私はそんな人たちに出会えたことで身近な目標や自分自身の理想とする社会に対する考え方などを見つけることができた。
今回のアジアフォーラムで私は議長団として参加した。最初は何をする係なのかなどわからないことだらけで不安だった。しかも議長団は会議の顔となる存在でその役割は簡単なものではなかった。しかしやるからには少しでも役立てるようにと努力した。議長団でした練習は私にとって特に印象に残るものとなった。議長団での練習というのは模擬ディスカッションが中心だった。議長団のなかで議長役や記録係を決め、発言をする海外ゲスト役も決めるのだ。そして本番とできるだけ同じように進めていくのである。この練習では議長団の練習だけではなく、同時に意見も言わなければならないのだ。その分持続可能な社会について自分の考えをより深めることができた。練習を通してこんなにも深くESDについて考えられたのは議長団だったからこそできたことだと思う。この係を経験できて本当によかった。
来年岡山で開催される世界大会、私はこれを楽しみに感じるとともに少し不安にも感じる。私は来年も今年同様、議長団の仕事をしたいと思っている。けれど来年は今年よりもっと大きなフォーラムになるのに自分はきちんと議長団として役割を果たせるのだろうかと不安に思う。しかしそれと同時に不安なまま終わってはいけないという気持ちもある。来年のフォーラムは未来を担う全世界の高校生が世界のことに目を向けるきっかけとなることだろう。そして私はこのフォーラムが何かを、誰かの気持ちをきっと変えてくれると信じている。誰かの何かを変えていくためにこれからあるすべての準備に全力で取り組みたいと思う。
ESDのセミナーで学ぶこと、これは本当にさまざまである。大きいことだと地球の環境のこと、小さいことだと挨拶だったり人とのかかわりかたについてであったりする。しかし私が一つ学んだことは、一見つながっていないように思っていた事柄には意外な共通点があったりするということだ。どんなに大きな問題でもちゃんと自分のすぐ身近な所と結びついている、これは不思議なことだが確かな事実である。自分には関係ないと思って見逃してしまうこと、これは私たちの生活のなかで多く起こっていることだと思う。普段の生活の中でこのことに注意すればどんどん視野が広がり、全く関係ないように思えるところで役立つかもしれないと感じた。
海外ゲストの方たちを見て感じたのは全員が社会をよくしていこうという心意気を強く持っているという点である。私には足りていなかったものだと改めて痛感した。自分達のいる状況をきちんと把握し多くのことに関心を持つ、これこそが私たちに必要なことなのではないかと感じた。今回私はあまり海外ゲストと交流する時間はもてなかったけれどゲストから様々なものを学べたので本当に良い経験だったと思う。
アジアフォーラムを終えて、私は自分には足りていないものを沢山発見した。世界について考えよう、問題を解決しよう、とは言うけれど今の私は果たして世界の現状についてどれだけのことを知っているのだろうか。世界には貧困で大変な人がいる、教育が受けられない人がいるなど様々な問題が山積していることくらい知っている。けれど知っていることはたったそれだけなのだ。問題の本質や実際にそういった状況にある人たちのことなどは何も知らない。はたして本当にそれでいいのだろうか。たしかに日本に住んでいてそれらの問題の本質や当事者の気持ちを理解するのは簡単ではない。けれど目を向けようと努力したり今よりも知ろうとする意欲は必要なのではないだろうか。個人個人のそういった努力がやがて一つとなって大きな力となり問題解決の糸口になるのではないだろうか。無関心である、これは本当によくないことだ。何事においても無関心という心は捨て、日々の生活を送っていきたい。
来年度岡山市で開催される世界大会に興味がり、自分たちの住んでいるこの地球の未来を他人任せではなく自分でもしっかり考えてみたかったからESDフォーラムに参加しようと思いました。アジアフォーラムではたくさん海外ゲストと交流をしたいと思っていました。
東京オリンピックに向けて言われている、「おもてなし」について学べたと思います。このアジアフォーラムまで私は心から人をもてなしたことがなかったので、5回にわたる準備セミナーで心からのもてなし方を学びました。
私はオープニングの時に、運営係として文部科学省から来られた来賓の方を壇上までの誘導する任務につきました。また、全体的な連絡係もしました。他の係の人に聞かれたことを、ある程度は答えられるようにすることが重要だとわかりました。
普段の生活の中でも、外部講師による講演会やセミナーが学校で多く開催されるので、これからは校外からの先生などを招く時には、心からおもてなしすることができると思います。さらに、フォーラムでは段取りがとても重要だったため、計画力が身につき、テスト勉強なども、計画的にできるようになったことは今回参加させていただいた成果だと思います。
海外ゲストの方に休憩時間に写真を一緒に撮っていただきました。もう少し英語の表現力を高め、言い回しを学ぶ必要があると感じました。できれば、もう少し海外ゲストの方とお話したり、写真を撮ったり、懇親会に参加したりしたかったのですが、そのような機会が少なかったのが残念でした。しかし、すばらしい経験ができたので、今年度の経験を活かして、来年もできればフォーラムの運営に携わりたいと思っています。
私が最初にESDフォーラムに参加しようと思った理由は自分の英語を活かして、世界と通じることが出来るめったにないチャンスだと思ったからです。準備セミナーではユネスコのことについて深く学べるかと思い、アジアフォーラムではアジア各地の人々と接するいい機会だと期待していました。
実際に準備セミナーを受けてみて、人のために何かをすることや、一つの目標に向かって全員が頑張ることのすばらしさや、その大変さを学びました。一番「なるほど!」と思ったことは、初めてのフォーラムでじゃんけんをしたときでした。普通のじゃんけんとあいこじゃんけんがどう違うか。勝つことが大切なのではなく、一緒に同じ目的のためになにかをするという姿勢がとても伝わりました。
アジアフォーラムでは司会の仕事をさせてもらいました。司会では自分が読むところの日本語と英語の原稿を書いたり、宣言文採択のときまでの時間を埋めるためのゲームなどを考えました。本番の時にあまり緊張していなかったためか、その場で原稿なしで話すときにすこしフォーマルさが抜けていて、しまった!と思ったことがしばしばありました。こういうことになるというのは日ごろの口調が悪いのではないかと思ったので、もう少し口調に気をつけようと思いました。さらに工夫すればよかったと思う点は、ステージでトラブルが起きた時に司会なのに焦ってしまったので、そこを平然とできるように少し工夫すればよかったと思います。
来年の33ヵ国参加の世界大会では英語を使う仕事に再びつきたいと思いました。司会も、議長団などで英語のタイピングなどもいいかな、と思いました。次の時はグループを引っ張っていけるぐらいしっかりしていたいです。
普通の学校生活では、セミナーで学習した一つの目的のためにみんなで協力して成功させるという考えが生かせています。クラスで文化祭を成功させようとしたときに頑張ってみんなで成功させよう!という気持ちが前より高かったです。みんながこのような考えを持っていて、支えあうことができたらすごくいい学校生活が送れると思いました。
海外ゲストの方とはあまり交流ができなかったのですが、懇親会などでインドネシアの方と楽しく日本のことについて話せたのがすごくいい経験になりました。
私はこのフォーラムにおいてたくさんの新しいことを学び、自分が得意なところを生かし、不得意なところを改めることができました。今回はアジア。次は世界。フォーラムのレベルもかなり上がる。より多くの国々が参加する2014年のフォーラムでも自分が活躍でき、仲間と協力し合える仕事を見つけ、成功できるように頑張りたいと思います!
私がESDのことを知ったのは今年の始業式でのことでした。その時はやってみたら英語の上達になるかもと、少し興味を持っただけでした。外国人のお世話をするといっても、きっと案内や話し相手になるくらいだろうと思っていたからです。
しかし、実際にセミナーを受けてみると、生徒たちが会議のほとんどの仕事をするのだと知って驚きました。まさか生徒が運営や議長団などの会議にとって重要な仕事までまかされるなんて想像もしていなかったのです。
しかし、セミナーの回を重ねていくうちに、「みんなで作っていく、成功させる。」という意識が生まれて、自分がみんなと一緒に大きなことをやろうとしているのだという責任感になりました。私にできることは少ないけれど、みんなでやるからにはひとりも手を抜いてはいけないという緊張感が全体にあったのも、私を後押ししてくれたように思います。私はそれまで、こんな大勢と一緒に何かを果たそうとしたことがなかったので、ESDに参加して、集団の一員として仲間と協力して目的を達成させるということを学べたと思います。
私はオツキーズでインドネシアチームのお世話をさせてもらいました。最初のリハーサルのときは、どう相手に接すればよいのか分からず、結局何もできませんでした。だから、本番ではもっと積極的になろうと思い、なるべく声をかけたり、手伝いを自分からやってみたりしました。しかし、それだけではコミュニケーションと言える程の会話はできませんでした。
また、仕事の確認や連絡などで忙しく、そこまで会話をする余裕がありませんでした。自分がもっと手際よくやっていれば、ゲストの方ももっと話せたかもしれないので、そこは反省するべきだと思いました。しかし、少しだけでもゲストの方と話せて楽しかったし、お世話に仕事もやりがいがあったので、来年も是非オツキーズをやりたいと思います。そして、来年は今回の反省を活かして、ゲストの方にもっと快適に過ごしてもらえるよう、コミュニケーションを取りながら、お世話していけるように頑張りたいです。
高校生活の三年間を通して学校外で何か一つでもいいのでそこで違う自分を見つけられたり、人の役に立つ活動ができればいいなと思っていました。毎日のようにボランティアを募集する知らせが回ってくるなか、自分がしたいと思えるようなのがありませんでした。やる気がないのにしても人の役に立つどころか迷惑をかけるだけだと思ってできませんでした。そんな中、担任の先生からありがたいことにESDの活動に参加してみないかと声をかけていただきました。聞いたときは何のことか知りませんでした。しかし、ESDについて調べるうちに是非参加したいと思いました。また、先生に私の韓国語が役に立つと言われて尚更したいと思いました。
中学校までは韓国人学校に通っていたため韓国語は出来ましたが、高校に入学してからは使うことが全くなくなりました。私が今まで習っていた韓国語は無駄だったんだと思い始めているとき、ちょうどこのような話を聞いて参加したいと思いました。高校に上がるまで限られた少人数の友達としか接する機会がなく、また方向性が似たような友達が集まっており自分と違う意見を持つ友達と接することがありませんでした。そのため人見知りをするようになりました。
ESDフォーラムや準備セミナーを通して、大勢の人と触れ合ったり意見を共有したりすることによって人見知りを改善したり、一緒に活動するにあたって必要な協調性を育んだり出来ると思いました。そして何より人を思いやる気持ちが養われると思いました。今までは少人数の中で意見の共有をしていたので簡単だと思っていました。しかし実際に準備セミナーを通して大勢のなかで意見を言うことはどれだけ難しことなのかを知りました。自らが発言しようと思わないと発言できないことに驚きました。ESDに参加している人たちはみんな優しく私に話しかけてくれたので、私も話しかけるようになり自然と人見知りは改善しました。
準備セミナーを通じて日常生活に生かせること沢山あると思います。例えば、朝起きてからどれだけ人に対して感謝すべきことがあるだろうか。それを言葉で「ありがとう。」と表さないと感謝の気持ちを忘れてしまうということに改めて気付かされました。自分と近い関係であっても言葉に表すだけでみんなが気持ちよく生活できると思います。
準備セミナーを5回受けて臨んだアジアフォーラムでは、オツキーズとして韓国チームについて出来る限りのサポートができたと思います。しかし、気を使いすぎるあまりゲストにかえって気を使わせたりすることがありました。ゲストがお手洗いに行くとき、付いていこうとすると「あなたも疲れているだろうから一人で行けるよ。」と言われたとき疲れが顔に出ていたんだろうか、笑顔ではなかったんだろうかと思いショックでした。もしそうだったとしたらオツキーズ失格だと思いました。オツキーズとしてゲストには絶対気を使わせてはいけないと思っていました。来年はこのようなことが絶対ないようにすることが私の一つの目標です。
韓国チームのオツキーズをしていたため違う海外ゲストとはあまり交流はできませんでしたがその分韓国チームと沢山交流ができました。友達とはどのようなところに遊びに行くのか、韓国で流行っているファッションはどのようなもか、韓国と日本の違うところなど話しました。これは韓国チームだけに限らない話ですが、ゲストはあまり私たちに荷物を持たせようとしません。「この荷物持っていい?」と聞いても「自分で持てるよ。」と言います。自分が海外に行って相手に荷物を持たせるだろうか?と考えたとき私は持たせないと思いました。その中に大切なものが入っている可能性もあるので、なんでもかんでも持てばいいってことではないと思います。ちゃんと持っていいか聞いて嫌がるなら無理強いはしないほうがいいと思いました。アジアフォーラムの初日、チーフが一人居らずそれを事前に知っていたのにも関わらずパニックでした。色んな係から指摘を受けました。ですから、来年はチーフやサブチーフだけに頼るのではなく一人一人が責任感をもって行動することが大事だと思いました。今年の経験を活かし来年先輩方のようにみんなを引っ張っていけたらいいなと思います。
最後に全体を通して準備セミナーから始まって出来なかったことが少しずつ出来るようになったと思います。準備セミナーと重ねることに一段ずつ階段を上がっていると感じれました。みんなも頑張っていると思うと自分も頑張れました。テストの前日の準備セミナーでも全く嫌じゃなかったのはいつも自分には仲間がいると感じることが出来たからだと思います。一緒に頑張れる友達がいることの素晴らしさに感動しました。アジアフォーラムを終えてほんとESDに参加できてESDの一員でよかったと思いました。普通に生活していると経験することのないことが体験できてすごく嬉しく思います。
私がこのフォーラムに参加しようと決めた理由は、2つあります。1つ目は今、世界中で起こっている問題についてきちんと把握し、自分ができることを考え実践できれば、と以前より考えていたからです。この地球上で起きている問題はたとえ外国であろうとも、私達は決して無視してはいけないことです。全ての国が協力すれば、どの問題も解決できるでしょう。
2つ目は、この経験が自分の将来にとって、必ず糧になると確信したからです。私の夢は物理学者になることです。世界中の研究者と議論し意見を交わす、という雰囲気、心構えを味わうには、このフォーラムは十分すぎる機会でした。準備セミナーとフォーラム本番を通して、改めて自分自身を見つめ直すことができればと思い、参加しました。
準備セミナーの最初の方では、自分たちは何をすればいいんだろう??、オツキーズって、何をするためにいるんだろう??と、疑問ばかりでした。しかし5回のセミナーを通してオツキーズの必要性、どの仕事も等しく大切で、どれか1つでも欠けたらフォーラムは成り立たないことを学び、それが分かっただけでも有意義なセミナーだったと感じています。
本番としては、前日に考えていたことの半分もできず、臨機応変に行動する難しさを思い知りました。私は中国チームの担当で、国が違うということもあり、同世代でも意識のレベルの高さに驚愕、焦りを感じた3日間でした。今そういった感想を持てていることだけでも、参加して良かった、価値あるフォーラムだったと思っています。2つ目の目標についても、3回のディスカッションを傍聴している中で、しっかりと考えを深めることができました。具体的には、「みんなが持続可能性を考える環境づくりが大切。まずはあいさつから」「持続可能性という意味を、世界中に正しく伝えることが今、できること」といったことです。日本人だけだと、どうしても思考が偏ってしまい、子供でも大人でも同じような意見を持ってしまいがちだ、ということにも気付きました。視野を広げ、問題を根本から見つめ直すには、このようなフォーラムで世界中の人と意見を交わすことが最も有効な方法だと考えます。今回のアジアフォーラムだけでも学びが多く自分の将来の展望が広がったと感じているのに、来年の世界フォーラムは、どのようなことになるのだろうと楽しみで仕方ありません。もちろん、楽しみだけでなく、オツキーズとして海外の方に安心して最高のディスカッションを行って頂くために、身を削って役割を果たそうと思っています。次の本番までの準備セミナーでは、今回できなかった点を洗いだし、改善策を練る予定です。
今まで、「まだ中学生だし、関係ない」と思って触れて来なかった世界問題について考える時です。現実に畏怖することなく、しっかり世界を見渡せる大人になるために、必ず大きな土台となることでしょう。私も来年は高校生です。大人と同じ目線で世界を考えていこうと思います。
私は最初はESDには興味がなく、参加するつもりはありませんでした。しかし、先生の説明を聞くと海外の人々と交流したいという気持ちになり応募しました。
準備セミナーでは不安でいっぱいでしたが、学校の先輩の方々、大阪の学校の方々にたくさんのアドバイスを頂き、助けていただいたおかげで、人を思うことの大切さを教えていただきました。
やはり本番も緊張しました。フィリピンの生徒が来る前は「もう帰りたい」とまで思いましたが、フィリピンの方はとても明るく、優しく接してくれたので、すぐに仲良くなりました。フィリピンの方には人との接し方を教えていただきました。
今、フィリピンの人々は台風の影響で辛く、苦しい思いをしていると思います。私にできることはとても小さいですが、大切なことを教えていただいたお礼として、何かしたいと思っています。こんなふうに思えたのはESDのおかげです。
来年、いよいよ世界大会です。私が学んだことを、たくさんの人にも学んでもらうため、私自身もっともっと成長したいです。
私がESDフォーラムに参加しようと思った理由は、「これはまたにないチャンスだ」と思ったからです。ユネスコの世界大会が日本で開かれるのは珍しく、まして岡山であるということはもうないかもしれません。そんな一大イベントを学生のうちに経験できるのは、とても魅力的なことに思えました。また、フォーラムを通じて学んだことや経験は今後の私の人生にも良い影響を与えてくれるのではないかという期待を持っていました。
5回の準備セミナーで、私は持続可能な社会のあり方や、それを阻害するものについて、たくさんの意見を聞くことができました。その中で、「互いに関心を持ち、尊重しあう」、「感謝の気持ちを忘れない」などがありました。当たり前のことですが、実際にはなかなか実行できている人が少ないので、大切なことだと思いました。また、全く知らない人たちと協力して何かをするという経験は初めてでした。その中で、意見を交換したり、行動するのはとても良い経験でした。
3日間のアジアフォーラムでは、オツキーズとしてゲストの方々の一番近くで仕事をしていることが、とても実感できました。タイムテーブル通りに動くのはもちろん大切ですが、ゲストのことを考え、彼らがより快適に過ごせるように努力すること。5回のセミナーで学んだことを生かせたと思います。しかし、ゲストの人々が寂しくないように接することは成功したとは言えませんでした。もっとゲストの人と楽しくたくさんの会話がしたかったです。
来年度の世界大会では、もう一度オツキーズをやりたいです。今回の反省を生かして、次はゲストの人の気持ちをしっかり読み取り、行動できるオツキーズになりたいです。
セミナーでは学習した相手を思いやる気持ちや、感謝の気持ちを忘れないことは、学校だけに限らず、すべての場において通用することだと思います。また、準備セミナーとアジアフォーラムで同じグループの人たちと互いに助け合いながら、協力して行動したことは、学校でのグループ活動に生かせると思います。
私が担当した国はベトナムでした。初日に「日本のことどう思う?」、「よく眠れた?」などの質問をしましたが、3日間ゲストと話すことはなかなかできませんでした。
私は、準備セミナーやフォーラムを通して、今まで思ってもいなかった新しい考え方や、さまざまな国の人とふれ合えて、広い視野を持つことができればいいなと思っていました。残念なことに、自分が担当する国の人以外のゲストとはほとんど話す機会がありませんでした。しかし、準備セミナーでは何度も「はっ!」とするような意見に出会うことができました。学生たちで準備し、行動するこのESDフォーラムで学んだことは、今後の人生に役立つことが多いと思います。参加させていただいて、とても良かったです。
私は最初、中学生なので内容についていけるか、きちんと役割を果たせるか、とても不安でしたが、先輩方がとてもやさしく接してくださったので、その支えのおかげで頑張ることができました。そこで、まず先輩方にお礼を言いたいです。ありがとうございました。特に先輩が「中学生でもどんどん前に出てやってくれたらいいよ」、「私はみんななら絶対にやってくれると信じていました。」という言葉がとても嬉しかったです。来年の世界大会では新しい方が入ってきて、私は2年目になるので、このアジアフォーラムの体験を生かして先輩方のように、新しく入ってきた方の支えになれるように頑張ります。
フォーラム1日目。インドネシアの方々を初めて迎えました。英語になまりがあり、少し分かりにくかったので不安でした。インドネシアチームだけ祈りの時間があると聞き、これは大切なひとつの文化なので、どれだけ時間がおしていても、きちんとやっていただかないといけないと思いました。踊りが終わり、みんなで"Good"と言うと、笑ってくれたので嬉しかったです。あと二日間でもっと仲良くなれたらいいなと思いました。
フォーラム2日目。私はディスカッションB担当でした。たまにインドネシアの方がいきなり立ち上がり、トイレに行ったりするので、よく見ていなければいけないと思いました。そして、ゲストの生徒だけでなく、先生、通訳の方のことも忘れずに見ておかなければいけないので大変でした。インドネシアのゲストの男の子が「ウォシュレット」と言ってトイレに入って、ずっと出てこない時はとてもあせりました。ホテルでは他校の生徒とテレビを見ました。その日にあったことや、趣味などを話したりして、こういうスタッフ同士の交流の時間も大切だと思いました。
フォーラム3日目。ディスカッションCはとても積極的にオツキーズの仕事ができたと思います。隣の席がインドネシアの先生で、ディベートの内容についてや、インドネシアについてたくさん話しました。インドネシアのお金や学校の缶バッチ、シールなどをもらいました。この日は特に時間がおしてしまっていたので、ゲストの方を不安や不快にさせないよう、イベントなどで積極的に盛り上げて、楽しく時間を過ごせるようになりました。
自分がここはできたなと思うこと。「積極的に話しかけること」オツキーズはいろいろな人に話しかけたり、コミュニケーションをとらなければいけませんでした。私は自分から人に話しかけるのが苦手で、セミナーの時などはいつも同じ学校の人といましたが、本番ではいろいろな人と話すことができて、たくさんの友だちができました。
自分がここはできなかったなと思うこと。「本当に相手の気持ちになって考えること。」私はインドネシアの通訳の方を案内するときに階段だと疲れてしまうだろうし、ゲストの方だからエレベータを使っていただこうと思って、エレベータで案内しました。すると、僕は老人じゃないから階段ぐらいのぼれます。」と言われました。私はちゃんとそういうところまで考えなければいけないなと思いました。だから次回は本当に相手の気持ちになって考えられる余裕を持ちたいです。
次回のオツキーズに向けて。私は次回に向けて、オツキーズはきちんと場所を理解し、スケジュールをきちんと心がけ、積極的に笑顔でゲストに話しかけられるようにしたいです。
インドネシアの方とお別れ。最初はあまり話もせず、お互い堅い雰囲気でしたが、日がたつにつれ、どんどんなかよくなることができ、一緒にふざけたり、とてもいい時間を過ごすことができました。バスに乗っているインドネシアの方に手を振っているとき、インドネシアの方が泣いていたので、もらい泣きしそうになってしまいました。
みなさんとの別れ。とてもやさしい方ばっかりだったので、このメンバーで何かをやり遂げるのがこれが最後だと思うと、とてもつらかったです。先輩方はみんなとても頼りになり、おもしろく、やさしい方だったので、お別れの直前のときも、とても楽しむことができました。またお会いしたいです。ありがとうございました。