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岡山県ユネスコスクール高等学校ネットワーク実践交流会に参加(2016.11.12)
本校高校生有志28名が岡山県ユネスコスクール高等学校ネットワーク実践交流会に参加しました。
岡山県内のユネスコスクール9校が一同に集まる一大イベントで、各校の個性あふれるESD活動が紹介されました。午前中は、これまでの事前学習会で学んだことを共有し、各校が行っているESD活動の実践について発表を聞きました。午後はグループに分かれて、各校のESD活動に関して疑問に思ったことや深く知りたいことなどを自由にディスカッションしました。
最後に、ディスカッションで学んだことや今後行っていきたい活動をまとめ、発表しあいました。
生徒たちは、他校のESDの取り組みを知り、交流するなかで、本校のさまざまな活動がESDに繋がっていることを再確認するとともに、今後の課題を見つけることができたようです。生徒主体で活動を広げていこうとする意欲的な姿勢が見られ、大変頼もしく感じました。
カンボジアスタディツアーに
参加した兼田さんの報告
清心のESD活動報告
実践報告を受けての
ディスカッション
清心のESD活動について
質問に答えています
ESDコーディネーターの方も交えて議論しました
各自がディスカッションで
学んだ点をみんなで共有します
交流会で学んだことをまとめて発表しました。課題点から解決策までたくさんの学びが得られました!
実践交流会に参加した生徒の感想
- 清心ではESDについて知らない生徒が依然として多いです。まず、ユネスコスクール交流会で私たちが学んだことを共有し、興味をもってもらうことがESDへの一歩だと思います。他校の実践発表を聞いて、社会人ではなくても世界の問題について考え、議論し、行動していけることが分かり、高校生としての可能性に驚きました。
- 交流会の予定表を読んでグループワークをすると知ったとき、初対面の方とお話するのが苦手な私はどうすればいいんだろうと緊張と不安でいっぱいでしたが、先生方や大学生の先輩方のフォローのおかげで楽しむことができました。第2回、第3回とグループディスカッションが進むごとに、だんだんと自分から話すことができて、より一層楽しむことができました。交流会では人前で発表したりして緊張しましたがとてもいい機会になりました。
- どの学校もそれぞれ独自のESDの取り組みをしていて、学校の活動としてできる可能性の大きさに驚きました。私たちは他国の学生と交流することはよくありますが、地域への支援活動を積極的にしている他校の発表を聞いていると、自分たちの活動に誇りをもっていて、見習いたいと思うことが数多くありました。清心では当たり前に聞いている「ジェンダー」という言葉も、他校ではあまりなじみがないという意見を聞いて驚きました。女子高としての強みをいかして女子高ならではの活動がもっとできるのではないかと思いました。
- 今回の交流会で学んだことは大きく分けて3つあります。1つ目はESDの具体的な活動内容です。今まで私は、ESDとは世界規模で行われるなかなか手の出せない大きな活動だと思っていましたが、他校の発表を聞いていると、むしろ「地域」という身近なところで多くの活動が行われていることが分かりました。2つ目は自発的にESDの活動を行うことが大切だということです。どの学校も生徒が主体となって活動を行い、支えている点が印象的でした。3つ目は、どの活動にも共通して「交流」というワードがあることです。単に今ある課題を解決するのではなく、解決するにあたって、より多くの人と協力し、大きなコミュニティーをつくることが大切なのだとわかりました。
- 私の思うESDとは「温故知新」です。江戸時代など昔の日本の考え方のなかには持続可能な開発を支えるヒントがあると思います。今こそ地球で起きている問題に目を向けて、先人の知恵とともにそれらを1つ1つ解決しなければいけないと思います。また、私が普段NELPで行っているディベートとは異なり、この交流会は「共創的」なところが魅力であると気づきました。自分が考えもしなかったようなことを他校がしていること、他校ではされていないが清心ではしていることを知ることができました。次回またこのような交流会があれば、ぜひとも参加して他校の人と共によりよい世界を創造するために話し合っていきたいです。
- ユネスコスクールの活動に参加して4年目になり、これまで引っ張ってきてくださった先輩や他校の友達も卒業、引退してしまい、ユネスコの精神はもう残っていないかもしれないと不安に思っていました。しかし、今回の交流会では今まで以上にユネスコらしい「共創的ディスカッション」ができ、ESDについて学ぶことができました。これからも清心の中で、ユネスコの精神を継承していってほしいと思います。
「未来をつなぐ高校生ESD」
主催:岡山県ユネスコスクール高等学校ネットワーク、岡山大学大学院教育学研究科
共催:岡山ESD推進協議会
目標:岡山県内ユネスコスクール高等学校9校が実践発表やグループワーク等の交流を通して相互に連携を深め、UNESCO/ASPnet/ESD活動を通じて持続可能な社会づくりの担い手として心(ハート)と態度(スキル)を養い、各校のESD活動が一層推進する契機となることを目指すとともに、岡山地域におけるESDの輪が広がる一助となることを期する。
参考:ACCU ユネスコスクールへようこそ!
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