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岡山ESDフォーラム2017
2016年岡山ESDプロジェクトがユネスコ本部の審査を経て「ユネスコ/日本ESD賞」を受賞したことを受けて、岡山地域での活動の振り返りや、ESD関係者の交流が出来る「岡山ESDフォーラム2017」が開催されました。
また、本校もユネスコスクールとして、清心のESD活動をポスター発表させていただきました。
午前中の講演会では各受賞団体の
概要発表がありました
パネル展示コーナーで
見に来て下さった方と
やりとりをしました
清心のESD活動を
海外ゲストに向けて
英語で発表しました
発表後も英語での質問が
飛び交いました
海外ゲストの方は
特に清心のジェンダー教育に
関心を抱いたようでした
隣で展示をしていた
韓国トンヨン高校から来た
生徒達とも親睦を深めました
参加して学んだこと
- 昨年と今年の受賞者5団体の発表を聞きました。岡山以外は英語での発表を、同時通訳機を使って聞きました。岡山のESD事業は他の国と違って、普通の市民が皆で協力して日常生活にESDの考えを入れ込んでいるのがすごいと思いました。これこそが、以前のユネスコスクール実践交流会で私たちが考えた、「小さな事でも世界の問題が解決する第一歩になる」という事の一例だと思います。
- 私は今回のESDフォーラムで新しく気付けたことがあります。ユネスコスクール実践交流会では、「私たちに出来るESDとは」や、「ESDとは何か」などについて他校の発表などを聞いて考えてきました。ですが、ESDフォーラムでは大人の方たちの取り組みは、学生の私たちよりも規模が大きく、国際的で、私たちのESDについて考える環境などは、大人の方達の活動によって成り立っていることに気付きました。さらに、今回のESDフォーラムでは様々な団体の取り組みを聞かせてもらうことができ、県内の活動の幅広さや多様さに驚きました。
- 今回のフォーラムでは海外ゲストも来られて、今までの活動とは少し違った形のESDについている知ることが出来る良い機会だったと感じています。沢山の地域でのよりよい社会にする方法について、実際に色々な人が関わって活動が行われているのだと理解することが出来ました。
パネル展示をみて
- 私は「ハートプラス」という展示がとても印象に残っています。ハートプラスとはマークのことを指し、内部障害を持っている方たちのことです。内部障害は見た目ではわかりにくく、それゆえに暮らしの中での不便が多いということを聞きました。どんな障害や病気を持っていても、皆が暮らしやすい世の中を考えていく必要があると感じました。
- 地元の良い自然環境を守るためのESDが沢山見つかりました。自然もあれば、人と人との関係、文化、海外と岡山の繋がり、などもありました。中でも気になったのは、海外の女性を支える活動で、男女差別のある地域でどのようにしたらより良い生活を保つことが出来るかというような話も聞けました。
- 私の知らないことばかりでしたが、特にグアテマラで起こっている貧困問題について、とても悲惨だということです。もちろん、他にも沢山貧困に苦しんでいる国はありますが、思い浮かぶのはカンボジアのことしか考えていなかったので改めて沢山の国で貧困が課題になっているのを認識しました。
またどの国でも、国を引っ張るリーダーが必要だということです。なので今からESDをもっと根付かせていく必要があり、関心を深めていかなければならないと思いました。
私にとってのESD
午前中の講演の最中、あなたにとってのESDとは何ですか?という問いをされました。その時私は『希望』だと答えたのですが、改めて考えてみると希望、もそうなのですが、私は『根』だと思います。ESDとは持続可能な教育で、持続していくにはその人次第だと思います。ESDとは持続することを可能にしていくために必要な根本的な教育です。これこそが第一歩なのだと思います。その第一歩を50歩、100歩にしていくためにはもっと活発にしていく必要があると思いました。
私はいつも人の話を聞いて、「ひどい」や「可哀想」と言っているだけで行動は何ひとつ出来ていませんでした。2017年は自分で行動して、持続可能な社会作りにつなげていきたいと思いました。また、もっと周りの人にESDという言葉を知ってもらうためにもESDという言葉を普段から使っていくようにしたいと思いました。
ユネスコ/日本ESD賞受賞記念 岡山ESDフォーラム 2017
~新たなステージへ 共につくる持続可能な世界~
主催:岡山市、岡山市教育委員会、岡山ESD推進協議会、文部科学省
共催:ユネスコ、日本ユネスコ国内委員会、岡山大学
目的:
(1)この度の受賞を踏まえて、改めて、市民全体で、岡山市域で取り組まれてきたESD活動について見つめ直すとともに、これからのESDの進め方や持続可能なまちづくりについて考える。
(2)世界のESDの状況や海外の「ユネスコ/日本ESD賞」受賞事業や世界のESDの状況等について学ぶとともに、岡山市民と国内外のESD関係者との交流の場を設ける。
参加者:岡山地域内外でESDや持続可能な社会づくりに取り組んでいる市民団体・学校・大学・企業・関係機関等の関係者、岡山市民、ユネスコ/日本ESD賞受賞事業(2016年、2015年)(関係国:カメルーン、イギリス、グアテマラ・エルサルバドル、インドネシア、ドイツ)の関係者、アジア地域のユネスコ国内委員会関係者
参考:岡山市 岡山ESDプロジェクト
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