生命科学コース生徒の部屋

光の秘密☆

2015年2月23日

今日は鳥取大学の伊藤先生に講義をしていただきました。私たちがたくさんの講義を聞くことができている理由は高2からする課題研究でどのようなことをしたいかを考えるためです。私たちemma,yui,kiraraの班は高1の時から課題研究をしていますが、高2からはクラス全員が課題研究をすることになるので、今のうちから講義を聞いてどの分野の研究をするか考える機会をいただいています。

今日は鳥取大学大学院 工学研究科 化学・生物応用工学専攻の伊藤敏幸先生に講義をしていただきました。今回は「有機合成化学」についての講義でした。

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P1000438.JPG     ↑ブログの一部のメンバーの手です。蛍光ペンで書いた文字を紫外線で照らしました。     

前回と同様に講義で驚いたことをランキング形式で発表したいと思います。

第3位 有機EL発光テープが2000円!?

ディスプレイなどと比べると安いほうだが私たちにとってはとても高価に見えました。これからLEDのように安くなっていってほしいです。

第2位 トヨタが有機ELで活躍!!

自動車メーカーのトヨタは車のメーターなどのために新しい有機ELを作っています。なんとそれは蛍光灯の約20倍の明るさを出すことができるのです!どのくらい明るいのか明確に想像することは難しいですが、きっと目が開けられないくらい眩しいんだと思います。1度見てみたいなと思いました。

第1位 蛍は光っているときおならをする!?

蛍はホタルルシフェリンという物質を自分のお尻のところで作っています。ホタルルシフェリンとは発光素で酸化することによって発光します。実は光る際に炭酸ガスを排出することで可視光線として私たちが光を見ることができています。ロマンチックな蛍にも化学反応がかかわっていたと知り、驚きました。

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投稿者 : 16:50

今日の事件

2015年2月19日

今日はプレパラート作りをしました。そこで、プレパラートの作り方を紹介したいと思います。

①包埋された組織をミクロトームと呼ばれる機械を使って薄くスライスする。

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②その切片をスライドガラスに2列になるように載せる。

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↑こんなにも薄いんです!

③切片とスライドガラスがよく付くように蒸留水を間に流し込む。

④ずれた切片を針などを使って並べなおす。

⑤温めたプレートにプレパラートを載せる。

RIMG0037.JPG

⑥切片の周りのパラフィンが溶けたら、完成!

その後、染色します。

今回は実験をしていた時のハプニングについて書こうと思います。その事件は②の作業の時に起こりました。ミクロトームで切った切片は指で少し触れただけで破れてしまうくらいとても薄く、軽いものです。私たちは包埋の時以外は少し話しながら作業をしているのですが、運悪く今日は面白いことを話しながら作業をしていました。その次の瞬間、笑った時に出た鼻息で切片が飛んでしまったのです。私たちは突然の出来事だったので何が起こったか分からず固まってしまいましたが、またすぐに笑ってしまいました。1度笑ってしまうと止まらなくなってしまったので、鼻をつまんで作業しました。実験をするときはメリハリをつけることが大切だなと気づきました。

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投稿者 : 17:19

私たちの生物基礎

2015年2月16日


いま、女子校である清心はチョコレートで溢れています(笑)
女子から女子に渡す、いわゆる友チョコです。中学からずっと女子校ですが、年々みんなのクオリティーが上がっていきうれしい反面自分のクオリティーの低さにショックを受けています。
今日は生物基礎の授業で自律神経について学びました。普段の授業は先生のお話とEテレの生物基礎のビデオを見て勉強しています。ビデオの中には3人のキャストが出ているので、紹介したいと思います。
1人目は、八田亜矢子さんです。東大出身でミス東大に選ばれた、才色兼備な方です。なんでもできてしまうので、私たちは嫉妬してしまっています。

2人目は、東京アヴァンギャルドの丸沢マルさんです。キノコヘアーに緑のメッシュが特徴的で、ボケ担当の人なので、いつもみんなを笑わせてくれてます。

3人目は、同じく東京アヴァンギャルドの綾瀬マルタさんです。緑の髪がとても似合っている、魅力的な方です。私たちのクラスでは一番人気です。

このような方々と生物基礎を日々学んでいます。映像で学ぶことで、イメージが湧き、実験にも日々の勉強にも役に立っています。

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投稿者 : 17:54

カメ班の愛するカメたち

2015年2月12日


今日は予報では晴れのち曇りでしたが、授業中、激しい雨と風が吹きとても驚きました。以前雪が降った時と同じ先生の授業だったので、あてられないか心配でしたが今回は大丈夫でした。私たちの学校は丘の上にあり、校舎の周りが雑木林で囲まれているのですが、風によって、木が45度以上傾き、揺れていたので心配になりました。特に揺れていたのは竹でした。私は体が硬いので、竹みたいに柔らかくなりたいなと思いました。
今日は実験をすることができませんでした。なぜかというと、明日英語のスピーチコンテストがありカメ班のうち2人がそれに出場するからです。今回のスピーチコンテストを実験の発表の際に生かせるよう頑張りたいと思います。
なので、今日はカメについて書こうと思います!
皆さんはカメについてどのくらい知っていますか?行動がゆっくりしているというイメージがある人もいるかもしれません。今回は私たちの学校の周りにいる(よく知られている)4種類のカメについて紹介したいと思います。

①ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)
 ・幼体のころはミドリガメと呼ばれるが、頭の側面(人間でいう耳のあたり)に赤い模様があるため、このような名前がついた。
 ・成体は気の荒い個体が多く、取り扱いには注意が必要。ちなみに爪が長く、引っかかれると痛  い(泣)
 ・飼育者によって放置された個体が野生化し、生態系に影響を及ぼしている。
 ・外来種で今では最多品種の1つとなり、日本固有のカメの減少の原因の1つになっている。

②二ホンイシガメ
 ・日本の固有種
 ・山岳部の渓流から沼地、河川に棲息する。
 ・数が減少している。
 ・甲長:オス12㎝ メス20㎝

③クサガメ
 ・北海道、沖縄を除くほぼ全域に分布。
 ・丈夫で飼育しやすいため、ペットとしての歴史も長く、日本を含め、他国にも人気がある。
 ・ミシシッピアカミミガメと比べておとなしい。
 ・甲長:オス16㎝ メス32㎝
 
④ニホンスッポン
 ・大陸産のスッポンと比べ、全体的に緑がかっている。
 ・甲長:30㎝

参考:EBIS AQUARIUM ebisaqua.com


今回写真を載せることはできませんでしたが、次の機会に掲載できたらいいなと思っています。

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投稿者 : 19:56

講義っておもしろい!

2015年2月 9日


最近、寒い日が続いています。今日は特に寒く、昼間雪が降っていました。授業中でしたが、岡山県南部に住む私たちにとって、降雪はとても珍しい現象なので、思わず窓の外を眺めていると、先生にあてられてしまいました。やはり、授業はきちんと受けなければいけないなと改めて思いました。
今日の7・8時間目に山口大学から来てくださった、理学部生物・化学科、生物科学分野、発生生物学研究室の岩尾康宏先生の講義を受けました。内容は「動物の発生のしくみ」進化と普遍性 生殖・発生工学への応用 です。動物の進化の過程や受精時の様子、クローンなどについて教えていただきました。
今回の講義で驚いたことをランキング形式で紹介したいと思います!

第3位 クラゲとイソギンチャク、実は仲間!?
 腔腸動物に分類されているクラゲとイソギンチャク。実は配偶子として生まれた後ポリ プになり、幼若クラゲとなって成熟するといった、クラゲとイソギンチャク、交互に変態する種類のクラゲもいるそうです。まったく別の生物だと思っていた私たちにとって、驚きの内容でした。

第2位 マンモス蘇る!?
 凍土中に凍結していたマンモスの遺体から細胞や核を取って、クローン技術によって蘇らせるというものです。私たちにとって、マンモスは架空の存在なので、将来動物園で見られたらうれしいなと思いました。
 
第1位 クローンで作られた生物って何歳?
 6歳の羊からできたクローン羊ドリーを知っていますか?実はクローン技術に関する老化  の研究として、話題になっています。0歳なのか母体の年齢の6歳なのか。実際にドリーが関節炎に早くになったことから、クローンで生まれてきた動物は若返ることはできないのではないかといわれています。もしかしたら、若返れるかもしれないと考えていた私たちにとって、少し悲しい情報でした。

今回の講義は私たちにとって良い経験になりました。岩尾先生、ありがとうございました。 

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投稿者 : 18:01

私たちの日常

2015年2月 7日


 ついに、約130個の組織の包埋が終わりました!!!!!今、私たちは喜びに溢れています。これから包埋ができなくなるのは悲しいですが、次のプレパラート作りと染色にも力を入れたいと思います。
 今日は実験をしなかったので、今回は私たちのクラスについて紹介したいと思います。皆さんは理系の女子だけが集まったクラスはどんなクラスだと思いますか?
屁理屈で真面目ばかり集まっている静かなクラスだと思いますか?いいえ、違います。私たちはそんなクラスではありません。みんなとても明るく、日々エンジョイしています♪私たちのクラスは、実はすごいんです!なんと体育祭、文化祭で1位を獲得したのです!
これだけ自分たちのクラスを褒めるのはおかしいですが、それだけ私たちはクラスが大好きです。
 また、私たちのクラスでは、変わったところもあります。クラスでペットを飼っていることと、担任の先生が、2人いて、そのうちの1人は外国人だということです。
 私たちは教室では、ザリガニのブライアン・ジュニアとボラとメダカとエビ、生物教室では、サンショウウオを飼っており、毎日交代でエサやりと水替えをしています。
担任の先生は日本語でも話すことができますが、普段から英語を聞くことは、私たちにとって良い経験となっています。
 高校2年生になっても明るくエンジョイしながら授業にも実験にも取り組んでいきたいです!

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投稿者 : 14:07

パラフィンは厄介者!

2015年2月 2日


 今回はパラフィンについて説明します。パラフィンは、石油に含まれ、分留によって取り出される物質です。使用する
前は5ミリほどの粒状ですが、それらを溶かし、液状にして使っています。パラフィンは、蝋の一種なので、朝、登校してきた際に、ヒ
ーターのスイッチを入れて放課後までに溶かしておきます。パラフィンはなかなか溶けないので、朝スイッチを入れ忘れた時には、授業の間の休み時間にスイッチを入れるようにしています。
 今は冬場なので、パラフィンを外に出すと約1分ほどで固まってしまいます。焦るとパラフィンをこぼしてしまうし、ゆっくりして
いたら固まってしまいます。つまり時間との勝負です。私もグループのみんなもこの作業をするときは、緊張して一言も話さなくなりま
す。しかし、最大の難関はこの後に待ち構えています。カメの輸卵管の組織をパラフィンの中央に配置できるようにパラフィンの固まり
具合を予測し、その位置で組織をピンセットから離すことです。包埋をし始めたころは、パラフィンを固まらせた後、組織を入れ、また
パラフィンをかぶせるというような2層構造で包埋していました。しかし、そうすると包埋の後、いらないパラフィンを削る際、ちょう
ど組織のところで割れてしまい、再度包埋をしなければならないことが度々ありました。それを防ぐために、パラフィンを1度に入
れ、周りが固まり始めてから組織を素早く入れると上手くいくことを見つけたので、今はその方法で包埋を行っています。また、それ以外にも、
パラフィンがゴムくらいの硬さになったら、いらないパラフィンを削っておくことで、割れるのを防いでいます。今の方法がベストかどうかはわかりませんが、さらに研究をして、よい方法を見つけられるようがんばりたいです!

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投稿者 : 17:24

レモゾールは一石二鳥!

2015年1月30日

 包埋をしました。溶剤としてキシレンがよく使われてますが、私はキシレンのマジックインキの匂いが苦手で、それに長時間使うと咳き込んでしまうので実験になりません。そこで同じ用途で使える"レモゾール"を使っています。レモゾールは、柑橘系植物の皮油を主成分としているので、レモンの香りがします。そのおかげで、スムーズに実験をすることができるようになりました。レモゾールは、実験もでき、かつ癒し効果もあるので、一石二鳥だと思います。
 完全にパラフィンに包埋する過程で、レモゾールとパラフィンを混ぜたものに脱水した固定標本入れて、66℃に設定したヒーターで保持するのですが、容器を取り出す時に、とても熱くて驚いてしまいました。普段から触っているので、もう慣れたかなと思っていましたが、油断していると急に熱いと感じてしまう時があります。なので、私の今の願いは、どんな熱さにも耐えられる頑丈な手をもつことです。

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投稿者 : 17:59

カメと包埋とyui

2015年1月29日

 はじめまして。清心女子高等学校生命科学コース1年カメ班のyuiです。私たちの班は元は4人で活動していましたが、1人留学しているので現在は3人で活動しています。私たちはカメの輸卵管のどこに精子が蓄積されているかを調べるために日々課題研究を行っています。そのため固定されたミシシッピアカミミガメの標本を使って研究しています。
 このブログでは私たちの日々の研究の様子を紹介していきたいと思います。私たちはカメの輸卵管やSといわれている解明されていない器官(シークレットのSからなまえがついたもの)の組織を顕微鏡で観察することに取り組んでいます。まず、観察したい組織をパラフィンで包埋し、それをミクロトームで薄い切片にして、プレパラートに張り付ける作業を行っています。包埋した輸卵管の標本が130個もあるので、大変な作業になることが予想されます。包埋という作業は一回の包埋で135分もかかるので、これまで毎日コツコツやってきました。私は趣味の様な感覚で毎日作業を行っています(笑)

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投稿者 : 08:00

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