2015年3月29日
ボルネオ研修8日目です。今日は海の自然公園に行きました。ボルネオ島から小型の船に乗り、小さな島に行きました。そこで海の資源の保護や今問題になっていることについて教えてもらい、絶滅器具種1となっているウミガメの赤ちゃんも見せてもらいました。午後からはシュノーケリングをしました。青、黒、白、黄色などの魚を間近で見ることができ、感動しました。この景色を次の世代、次の次の世代へと受け継いでいくために、環境保全をマレーシアだけてなく、世界中が協力していかなければならないと思います。 自然保護区のレンジャーさんからみせてもらったウミガメの赤ちゃんです。とてもかわいかったです。 ボルネオ島の海はとても澄んでいました。投稿者 : 18:41
2015年3月27日
ボルネオ研修6日目です。今日はマングローブの森と国が保護している湿地の森、自然保護区になっている川に行きました。午前中は森のなかでのマングローブの役割について学び、実際にマングローブの中を歩きました。姿を見ることはできませんでしたが、いろいろな種類の鳥の声やてっぽうエビが出す鉄砲のようなポンッという音などが聞こえてきて、おもしろかったです。しかし、マングローブは満潮の時にゴミをせきとめる役割があり、ペットボトルなどがところどころに落ちていて、自然を保護する大切さだけてなく、ゴミ問題についても考えさせられました。川では、テングザルなどのサルやホタル、少しでしたが水牛も見ることが出来ました。日本にはいない生き物がたくさんいて、貴重な体験ができたのではないかと思います。投稿者 : 23:46
2015年3月25日
ボルネオ研修4日目です。今日と明日はサバ大学(UMS)での研修です。午前は講義を受け、いろいろな種の動物や虫、植物などが保存してある倉庫を見学しました。英語での講義は理解するのが大変でした。午後からはサバ大学の歴史博物館を見学し、大学生と大学のことや文化について話をしました。ボルネオ島にいる、私が今まで見たことのない形や性質を持つ々な種の生き物たちをたくさん教えてもらい、とても興味深かったです。最後にサバの伝統的な踊りを教えてもらい、みんなで輪になって踊りました。とても楽しい時間を過ごしました。投稿者 : 22:44
2015年3月22日
今日からボルネオ研修です。朝、6時15分に岡山駅に集合し、関西空港に行きました。そのあと、飛行機で6時間かけてマレーシアの首都クアラルンプールに向かいました。クアラルンプールは私が想像していたものより賑やかで、おどろきました。とても暑く、言葉もわからなくて、不安でした。荷物が届いておらず、予測していなかった問題がおきるなどしてホテルについたのは12時をすぎていました。とても1日が長く感じました。明日はマレーシアの女子高校に行きます。英語で楽しくコミニュケーションができるように頑張りたいです。 この写真はマレーシアに来て初めての食事です。投稿者 : 01:01
2015年3月21日
今日は修了式のことについて書きます。先生にクラスのみんなから色紙を渡しました。今年度の最後なので、いつも賑やかな装飾をしていた教室がすっきりとしてなんだか寂しかったです。 これが先生たちに渡した色紙です。みんなで頑張って書きました! 最近天気が良くて、昼間は少し暑いと思うときもあります。ボルネオに行くことを考えると、もう少し暖かくなってほしいなと思います。エルニーニョ現象と呼ばれる気温がとても高くなるという現象が今ボルネオでは起こっているので、35℃にも及ぶそうです。暑さ対策と虫除けをしっかりしたいと思います。 ボルネオでもブログを書こうと思っているのでぜひ見て下さい!投稿者 : 20:00
2015年3月20日
クララ高校3年生の卒業プロジェクトのプレゼンを聞きました。どちらかというとプレゼンというよりディスカッションのような形で生徒たちと実験方法や結果についてわからないところはすぐ質問したり改善点などを出し合ったりしました。テーマは「サルの行動学」「女性が男性より身長が低い理由」「薬の使用量について」「カフェインなどの栄養ドリンクの影響」「猫の行動学」などでした。私たちが高校でやっている研究や選抜メンバーが行っている研究は大学レベルの研究ですが、クララ高校の研究は高校生が身近に浮かんだ疑問を自分で考えて答えを見つけるような高校生らしい研究でした。大学レベルの研究は自分の好きな学問をより専門的に深く学ぶことができますが、レベルが高い分内容が難しいので、なかなか「そこから次のステップに行くためにはどうすればいいのか?」と考えるのは難しいです。クララ高校の研究は自分が疑問に思った事を研究するので内容もわかりやすく自分で考察を考えやすいです。お互いの高校で大きく異なる課題研究でしたが、それぞれちがう良い所があると思います。私もクララ高校の生徒も、この課題研究を始めてから研究の道に大きく興味を持ちはじめていました。まず、興味を持つというのが研究に取り組む中で大切なことだと思います。
投稿者 : 20:00
2015年3月19日
持続可能な環境にするためには日用品をどう処理すればいいかというディスカッションをクララ高校の生徒たちと混ざって行いました。
私たちのグループはシャンプー後の汚水の処理についてディスカッションしました。スウェーデンでは家庭から出た汚水のほとんどは綺麗にされて飲み水として使われるそうです。それが尿となり、汚水として処理され、ふたたび飲み水としてリサイクルされている。一見良い循環のように見えますが、わたしたちはそこで使われているエネルギーに注目しました。現在スウェーデンはほとんどのエネルギーを原子力発電で作っているそうです。これを火力や風力に変えたら持続可能になるのではないかという結論になりました。英語でディスカッションを進めたり、わかりやすく意見を説明するのは大変でした。ですが途中、なぜ持続可能な社会は必要なのか・スウェーデンと日本が持続可能な社会を実現させるために行っていることは何かなど、高校生としての意見やお互いの国のいいところ・直さなければいけない点などを話すこともできました。
ストックホルムをクララ高校の生徒たちに案内してもらいました。そして、街を歩いている中でいくつか気になる点がありました。
・建物がとても細かいところまで工夫されて作られている
映画館、アパート、教会などどの建物もとても細かいところまで建築者のこだわりがありました。
・ホームレスの方が多い
街を歩いていると道の端に座って雑誌などを売っているホームレスを何人も見かけました。どうしてたくさんホームレスがいるのか疑問に思いプロジェクトリーダーの大学生に聞いてみました。ホームレスの人のほとんどがルーマニア人だそうです。ルーマニアがEUに加盟して数年後、急激に貧困でスウェーデンに物乞いにやってくる人々が増えました。ノルウェーでは物乞いは全般的に禁止されていますが、スウェーデンではまだそこまでは至っていません。ストックホルム市にある大きなボランティア組織は現在、高齢者や子どもが物乞いに参加している場合は、ケアが受けられるよう努力しているそうです。スウェーデン人は節約家というイメージがあったのですが、日本と違い、皆物乞いにお金をあげるので少しびっくりしました。また、ストックホルムではホームレスのための雑誌(ホームレスの話題ばかりでなく、ストックホルムの情報誌という性格を持っている)Situation Stockholmが発行されていて、ホームレスが売り子となって収入を得ることができる仕組みを確立しているそうです。
投稿者 : 20:00
2015年3月18日
現地の高校生と朝ごはんを一緒に食べながら朝ごはんの違いについてディスカッションをしました。
私の祖母の家の朝ごはんです。
私は主に理想的な日本の伝統的な朝ごはんと、忙しい現代の若者の朝ごはんについて作成していた資料を使って話しました。
カロリンスカ研究所を訪問しました。カロリンスカ研究所は2011年上海世界大学ランキングでは医学系大学のトップ10にランクインしたヨーロッパを代表する研究機関です。カロリンスカ大学病院と大学の教育医療機関として提携しています。
ちょうど私たちが訪問した時に月1度行われるイベントが行われていました。癌がテーマで大学生が民間の人や子供でも楽しくわかりやすく癌について学べるようにそれぞれブースをだしていました。
脳にできた腫瘍を取り除く手術の体験ができるコーナーです。脳と腫瘍は小麦粉でできていて、手元の見える画面はFacetimeというアプリでつながれているとても簡単なつくりでした。
手順やコツなどを丁寧に教えてくださり、小さい子にも工夫してわかりやすく教えていました。
ぬいぐるみの症状を見て、4種類の癌のうちどの癌かを診断して、それにあった治療を行いました。治療が終わると I cured cancer と書いた風船がもらえます。
どのコーナーもただ癌の説明をするだけではなく、見て触って楽しく癌を知ってもらおうと取り組んでいました。ブースを開いていた大学生にこのイベントの目的などを聞いてみると「まず、さまざまな病気とその治療法などを民間の人に正しく理解してもらいたい。感染しないのに感染すると勘違いされたり、子供たちの間でも病気を持った子がみんなと違うから差別されたりということが起きないように、一般の人や子供達が病気を正しく理解することは大切だと思う。また、私たちが行っていることに対して少しでも興味を持ってほしい。」と言っていました。
投稿者 : 20:00
2015年3月17日
ガムラスタンの広場にあるノーベル博物館に行きました。元証券取引所を改造して作られたそうです。最初にクララ高校のホストの生徒たちと顔合わせをしました。少し緊張しましたが、お互いBiologyが一番好きだということから、生物の授業の違いや課題研究、将来の夢について話しているうちにだんだんと仲良くなれました。
博物館に入ると、まず現地の高校生と今持っているノーベル賞についての知識を共有しました。その後博物館職員の方に館内の詳しい説明をしていただきました。ノーベル賞は物理学、化学、医学生理学、文学、平和、経済学の6分野に分かれていて物理学賞、化学賞、経済学賞はスウェーデン王立科学アカデミーが、医学生理学賞はカロリンスカ研究所が、平和賞はノルウェー・ノーベル委員会が、文学賞はスウェーデン・アカデミーがそれぞれ選抜を行うそうです。他にも各賞が生まれた経緯やアルフレッド・ノーベルが残した遺書についての説明もしていただきました。
博物館の入口には受賞者のプロフィールがつるされていました。また、カフェの椅子の裏には過去の受賞者のサインがあり、自分の尊敬する受賞者のサインを捜して、触れたり、写真を撮ったりしました。受賞者の方々が偉大なことを成し遂げた手で触れた物に自分がふれているというのは少し緊張してドキドキしました。
ワークショップでは私たちの創造性を最大限に活用するにはどうしたらよいのか、環境によって創造的なプロセスをどうしたら育成できるのかということをグループワークを行いながら学びました。新しい何かをカタチにする・新たな問題の解決などのためには,それまでの知識や経験の延長線上でもなく・いままでのやり方でもなく・いままでの常識にとらわれず、新たな発想と思考の枠組みを創り出すことが大切だそうです。ノーベル賞は現実とはかけ離れた遠いものというイメージだったのですが、すべては創造性から始まるということから、特別天才でなくても、考え方を根本から変えてみることで新たな発見はできるのだとわかりました。
City hall of Stockholmをノーベルというテーマでツアーしていただきました。
晩餐会が行われる場所や調理場などを見学させていただきました。晩餐会で出される料理は試作品を何回も作りチェックを何回も繰り返し、試行錯誤しながら10月までには完成させるそうです。
10年に1度の大きさのオーロラを幸運にも見ることができました。
投稿者 : 20:00
2015年3月16日
Hej! (スウェーデン語でこんにちはという意味です)
私は3月15日から慶應義塾大学医学部科学教室のプログラムの一環でスウェーデンのストックホルムに研修に来ています。昨日3月15日の夜10時頃にスウェーデンに着きました。計15時間のフライトでウィーンで乗り換えをしました。気温は思ったほど低くなく、良く晴れています。スウェーデンでは駅、道、ショッピングセンターなど、どこに行っても必ずたくさんのベンチがありました。日本では駅は人が忙しく行きかうイメージですが、スウェーデンでは若い人も高齢者もゆっくりとベンチに寝転んだり、友人と会話をしていてとてもリラックスした空間でした。また、電車の中、ホテルの壁や床などには木がたくさん使われていました。座席の後ろにハンガーをかけるところがあったのにはとても驚きました。
3月16日はスウェーデン王立工科大学KTHに行きました。図書館は車いす同士でも通れるように本棚と本棚の間のスペースが広く作られていました。日本では見ない珍しい構造をした建物だったので、どうやって作られたのか疑問に思い大学の生徒さんに質問すると驚くような答えが返ってきました。2つの違う建物をガラス版でつなぎスペースを作り、太陽の光が差し込むような造りにしたそうです。このような構造は火事が起きたとき移り火する為、日本の建築法では禁止されています。素晴らしい発想だなと感動しました。
この日はまず、KTHがどんなところか説明を受けました。3月14日は pi day (円周率の日)だったそうです。3.1415926が日にち、3.1415926が2015年、3.1415926が9時26分で、2015年3月14日9時26分が究極の pi day です。その後超伝導体についての講義を聞かせていただいたり、液体窒素を使った実験をしました。実験後の休憩時間には、液体窒素を食べ物にかけたらどうなるのか?という疑問からクッキーに液体窒素をかけて食べてみたり、レタスを凍らせたりしました。生徒が疑問に思った事をただ言葉で説明するのではなく、実際に体験させて、そこから自分で答えを考えさせるという授業スタイルでした。最後にVetenskapens Hus ( house of science) で labworkを行い、レーザーについても学びました。
professor Maki には文字や顔を部分空間法等を用いて認識するシステムについて講義していただきました。また、ストックホルムで勉強しようと思ったきっかけや、スウェーデンの大学と日本の大学の共通点・違いについても講義していただきました。楽しんで取り組む事が物事を続ける為に最も大切だそうです。
最後にスウェーデン初の宇宙飛行士のAllefさんに宇宙に行った時の体験談について講義していただきました。映像を交えての講義だったので、とても興味深かったです。
スウェーデンの講義は体を使って体験し、目で見て、手で触り、頭を使って物事を考え、自分達で答えを導き出し理解するというものでした。
投稿者 : 20:00