生命科学コース生徒の部屋

母の日の真実

2015年5月10日

 今日は母の日です。母の日といえばカーネーション。赤や白のカーネーションが一般的ですが、なんと青のカーネーションがあるのです!

本来はカーネーションには青色色素が存在せず、青いカーネーションを見ることは難しいといわれていました。そんな時立ち上がったのがサントリーです。1980年代に花の開発が始まり、1995年に青いカーネーション「ムーンダスト」を開発することに成功しました。ペチュニアやビオラからデルフィニジン系の色素合成遺伝子を取得し、カーネーションのゲノムへ組み込んで開発したそうです。遺伝子組み換え植物としては青いカーネーション以外にも青いバラが有名ですが、開発には長い時間と努力が必要だと知り、私たちもその精神を見習い、根気強く実験をしていきたいと思いました。

ちなみに...なぜ、5月の第2日曜日は母の日で、お母さんにカーネーションを贈るのか知っていますか?

1905年5月9日に、アメリカのアンナ・ジャービスという女の人の母親が亡くなり、亡くなった母親をしのぶために、教会にたくさんの白いカーネーションを持ってきたことが母の日の始まりだとされています。キリスト教では、カーネーションは母親が落とした涙のあとに生えた花だといわれ、母親の愛情を表すものだと考えられています。このジャービスさんにならって、母親を亡くした子は白いカーネーションを、母親のいる子は赤いカーネーションを胸に飾るようようになっていきました。そして1914年、その時のアメリカ大統領だったウィルソンが、5月の第2日曜日を母の日と制定しました。この習慣が日本にも伝わってきて、現在では、カーネーションを胸に飾るという習慣が、いつしか母親にプレゼントするという習慣に変わったそうです。

 ただ物を渡すだけでなく、気持ちを伝えることが一番大切だと改めて思いました。

引用:http://zatugaku.pawhon.com/2006/10/post_63.html

投稿者: 日時: 14:29

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