2015年3月14日
今日は、昨日の化学で「酸化還元滴定オキシドールの濃度を調べよう」という実験をした時の失敗談を話します(笑) おおまかに話すと酸化還元滴定とは酸化・還元反応の仕組みを利用して濃度のわからない液体の濃度を調べる手段です。今回私が挑戦したのは過マンガン酸カリウム水溶液でオキシドールの濃度を求めようというもので、以下のように行いました。
*使うもの
0,040mol/L過マンガン酸カリウム水溶液、オキシドール、3,0mol/L硫酸、蒸留水入り洗浄びん、10mlホールピペット、ビュレット、ビュレット台、三角ろうと、100mlビーカー、100mlコニカルビーカー、100mlメスフラスコ、駒込ピペット、安全ピペッター
*手順
①ホールピペットでオキシドール10.0mlを計りとり、メスフラスコへ入れる。これに蒸留水を加えて100mlに薄めフタをしてきちんと混ぜる。
②ビュレットをビュレット台に設置し、コックを閉じ、上からビーカーに入れた過マンガン酸カリウム水溶液を三角ろうとを使ってそそぐ。
③ビュレットの下にビーカーを置いてビュレットのコックを開き、先端部の気泡を追い出すようにして少し溶液を落とし、コックを閉める。
④真横から見てビュレットの液面の目盛りを最小目盛りの10分の1位まで読み取る。
⑤ホールピペットで薄めたオキシドールを10,0ml計りとり、コニカルビーカーへ入れる。そこに更にピペットで硫酸2,0mlを加える。
⑥コニカルビーカーをビュレットの下へ設置して、コックを少し開いて少しずつ過マンガン酸カリウム水溶液を滴下しながら、円を描くようにコニカルビーカーを揺らして混ぜる。薄く赤紫色になってしばらく混ぜても色が消えなければ終点に達したものとする。
⑦真横から見てビュレットの液面の目盛りを最小目盛りの10分の1の位まで読み取る。
⑧コニカルビーカーを洗って蒸留水ですすぎ、同じ手順を繰り返す。
この実験を各班に分かれて行いました。実験は好きなので楽しみにしていたのですが、まさか、あんなことが起こるなんて知る由もなかったのです。
そう、事件は手順⑥のときに唐突に起こりました。
私が滴定のためにビュレットをつかんでいた時です。ふと何気なく手を見ると過マンガン酸カリウム水溶液が手に流れているではありませんか!!あわてて水で洗い流しましたが時すでに遅し。指先は綺麗に茶色に染まってしまいました(泣)
これが問題の我が指である。分かりにくいが爪が染まっている。上が染まったので下が通常時の写真。比較するとわかりやすい・・・ハズ。
そして原因の過マンガン酸カリウム水溶液がこちら。赤紫色の水溶液で手につくとなかなか取れない薬品。横になってすみません。化学の先生いわく通常は二週間ほどで消えるそうですが、若者は皮膚の入れ替わりが早いのでもっと早く消えるだろうとのこと。皮膚が新しくなるのをおとなしく待ちながら観察でもしてみようと思いました(笑)
投稿者: 日時: 20:00