2015年2月28日
今日は生物室で飼っているサンショウウオを紹介します!
これがサンショウウオたちです。いつも高1の生命科学コースの生徒で当番制で世話をしてます。エサはアカムシか鳥の砂肝を切ったものをあげていて、ピンセットを使ってサンショウウオ一匹一匹にあげています。
少し離れた位置から見るとこんな感じです。今日は私のグループが当番だったのでサンショウウオにみんなでエサやりと水槽の水替えをしてきました!!
ちなみに生物教室ではカスミサンショウウオとオオイタサンショウウオの二種類のサンショウウオを飼っているのですが、私が世話しているのはオオイタサンショウウオです。この二種類のサンショウウオは実は絶滅危惧種に指定されています。
わたしが直接サンショウウオのお世話をできるのは、今年度までなので、次の一年生にも大切に育てていってほしいと思います。
投稿者 : 15:49
2015年2月26日
以前、カメのことについて書いた際に、写真を載せることができなかったので、今回は写真入りで紹介したいと思います。
①ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)
・幼体のころはミドリガメと呼ばれる頭の側面(人間でいう耳のあたり)に赤い模様があるので
このような名前がついた。
・成体は気の荒い個体が多く、取り扱いには注意が必要。
・爪が長く引っかかれると痛い
・飼育者によって放置された個体が野生化し、生態系に影響を及ぼしている。
・外来種で今では最多品種の1つとなり、日本固有のカメの減少の原因の1つ。
②二ホンイシガメ
・日本の固有種
・山岳部の渓流から沼地、河川に棲息する。
・数が減少している。
・甲長:オス12㎝ メス20㎝
③クサガメ
・北海道、沖縄を除くほぼ全域に分布。
・丈夫で飼育しやすいためペットとしての歴史も長く、日本を含め他国にも人気がある。
・ミシシッピアカミミガメと比べておとなしい。
・甲長:オス16㎝ メス32㎝
④ニホンスッポン
・大陸産のスッポンと比べ、全体的に緑がかっている。
・甲長:30㎝
参考:EBIS AQUARIUM ebisaqua.com
投稿者 : 18:23
2015年2月25日
世界史の時間に、アメリカの小学生が使っているアメリカ史の教科書をパートごとに分け、ポスターを作り発表しました。
日本は教科書検定を行っていますが、アメリカは教科書の検定が行われていません。日本では、民間で著作・編集された図書について、文部科学大臣が教科書として適切か否かを審査し、これに合格したものを教科書として使用することを認めています。適正な教育内容の維持、教育の中立性の確保などのため、小・中・高等学校等の教科書について教科書検定制度が採用されています。なので、アメリカの小学生はのどのようなアメリカ史を学んでいるのかを知ることができました。私達はアメリカが発見された時代から南北戦争が終わる時代までを読み、レポートにしました。下の写真はブログ作成者の作った新聞です。
投稿者 : 17:40
2015年2月24日
今回はパラフィン切片の作成の際に使う道具の紹介をします!パラフィン切片とは以前ロウ封した試料を機械を使って薄く切ったものです。
*精製水:プレパラートに切片を張り付けるために使います。
*スライドガラス:プレパラート作成のために必要な本体です。
*スポイト:精製水を使う際に使います。
*筆:ミクロトーンを使う際に使います。
*ヘラ・マッチ・アルコールランプ:ロウ封した試料を木片につけるために使います。
そして、これが切片作成のための機械、ミクロトームとロウを溶かすためのホットプレートです。
投稿者 : 17:10
2015年2月23日
今日は鳥取大学の伊藤先生に講義をしていただきました。私たちがたくさんの講義を聞くことができている理由は高2からする課題研究でどのようなことをしたいかを考えるためです。私たちemma,yui,kiraraの班は高1の時から課題研究をしていますが、高2からはクラス全員が課題研究をすることになるので、今のうちから講義を聞いてどの分野の研究をするか考える機会をいただいています。
今日は鳥取大学大学院 工学研究科 化学・生物応用工学専攻の伊藤敏幸先生に講義をしていただきました。今回は「有機合成化学」についての講義でした。
↑ブログの一部のメンバーの手です。蛍光ペンで書いた文字を紫外線で照らしました。
前回と同様に講義で驚いたことをランキング形式で発表したいと思います。
第3位 有機EL発光テープが2000円!?
ディスプレイなどと比べると安いほうだが私たちにとってはとても高価に見えました。これからLEDのように安くなっていってほしいです。
第2位 トヨタが有機ELで活躍!!
自動車メーカーのトヨタは車のメーターなどのために新しい有機ELを作っています。なんとそれは蛍光灯の約20倍の明るさを出すことができるのです!どのくらい明るいのか明確に想像することは難しいですが、きっと目が開けられないくらい眩しいんだと思います。1度見てみたいなと思いました。
第1位 蛍は光っているときおならをする!?
蛍はホタルルシフェリンという物質を自分のお尻のところで作っています。ホタルルシフェリンとは発光素で酸化することによって発光します。実は光る際に炭酸ガスを排出することで可視光線として私たちが光を見ることができています。ロマンチックな蛍にも化学反応がかかわっていたと知り、驚きました。
投稿者 : 16:50
2015年2月21日
ロウ封のやり方について説明します。 まず、レモゾールやパラフィンをそれぞれ容器に入れ、それをパラフィンオーブンの中に入れ、70度ほどにあたためます。
あたためたレモゾールのなかに、試料となる細胞の切片を入れます。わたしたちは、アカハライモリの細胞の切片(卵巣など)を使っています。 まず最初に、レモゾールⅠ、次にレモゾールⅡ、レモゾール・パラフィン1:1、パラフィンⅠ、パラフィンⅡの順に試料を移し替えていきます。
溶かしておいたパラフィンを、上の写真右下にある金属の型に流しこんで、試料を真ん中に置き、さらに、パラフィンで埋め込みます(包埋)。 この作業がうまくいかないと、後の作業に響いてくるので、慎重にやるよう心がけていますが、なかなかうまくいきません。 試料をパラフィンの真ん中にするのが、難しいです。
冷えて固まったら、型から外します。これでロウ封の作業は終わりです。
次回は、プレパラートの作成方法について紹介します。
投稿者 : 18:17
2015年2月20日
学年で進級オリエンテーションが行われました。先輩方からの進路や勉強に関する話や、この1年間の写真のスライドショーを見て1年間を振り返りました。私の1番印象に残っているのは、7月に行われた蒜山研修です。生命科学コースの1年生は毎年、1週間蒜山の森で森林の調査を行います。そしてその自分たちで調査した結果をもとに樹齢と二酸化炭素吸収量にはどのような関係があるか、天然林と人工林との二酸化炭素吸収量にちがいはあるか、などと課題研究を行います。森の中は虫もたくさんいて、虫があまり得意でない私にとってすごく大変な1週間でしたが、蒜山の森で、たくさんの自然や生き物とふれあうことができました。また、昔火入れをしていた土地にも訪れたのですが、斜面に私達の身長より少し高いぐらいの草が覆っていて、その草をかき分け、丈夫そうな気や草につかまりながら、なんとか無事に帰ってこれました。火入れ地の観察をするとともに、友達との仲もすごく深まりました。このとうな体験は今までにしたこともなかったし、これからもすることはないと思います。
あと1か月で高校1年生も終わってしまいます。高校2年生になったら課題研究はもちろん、将来に向けての進路選択もしなければならないし、学校行事でも高2が中心になって行わなければなりません。今まで以上に忙しくなると思いますが、自分の全力を尽くしていきたいと思います。
投稿者 : 16:41
2015年2月19日
今日はプレパラート作りをしました。そこで、プレパラートの作り方を紹介したいと思います。
①包埋された組織をミクロトームと呼ばれる機械を使って薄くスライスする。
②その切片をスライドガラスに2列になるように載せる。
↑こんなにも薄いんです!
③切片とスライドガラスがよく付くように蒸留水を間に流し込む。
④ずれた切片を針などを使って並べなおす。
⑤温めたプレートにプレパラートを載せる。
⑥切片の周りのパラフィンが溶けたら、完成!
その後、染色します。
今回は実験をしていた時のハプニングについて書こうと思います。その事件は②の作業の時に起こりました。ミクロトームで切った切片は指で少し触れただけで破れてしまうくらいとても薄く、軽いものです。私たちは包埋の時以外は少し話しながら作業をしているのですが、運悪く今日は面白いことを話しながら作業をしていました。その次の瞬間、笑った時に出た鼻息で切片が飛んでしまったのです。私たちは突然の出来事だったので何が起こったか分からず固まってしまいましたが、またすぐに笑ってしまいました。1度笑ってしまうと止まらなくなってしまったので、鼻をつまんで作業しました。実験をするときはメリハリをつけることが大切だなと気づきました。
投稿者 : 17:19
2015年2月18日
いよいよ今週から実験ができると思い、とても楽しみにしていましたが、考えが甘かったです。実際は実験に使う針や溶液を作るところから取り組まなければいけませんでした。インジェクション用の30~40μmの針を自分たちで作る作業はとても細かく4日間朝、昼、放課後と空いた時間を探して針を作り続けても、納得のいく針は3本しか作れませんでした。細いガラス管を機械で伸ばし、さらに別の機械で卵に負担がかからないよう針先を加工して針を作っています。この作業はとても根気と集中力が必要なので、ガードン先生はこれをすべて手作業で行われていたと聞いてとても驚きました。これらが私たちが使用している機械です。
この機械を使い、ガラス管を熱で引き伸ばします。
この機械を使い、針先を加工します。
少し見にくいですが下が加工前のガラス管で、上が私たちの作った針です。
また、溶液作成はmol計算などもしなくてはいけないので、家に帰ったらしっかり科学の教科書を読んで復習しようと思います。
投稿者 : 16:35
2015年2月17日
今日は私の研究の一部であるロウ封を紹介します!!ロウ封とはロウで試料を固める作業のことで試料を保存するために行います。私はイモリの細胞を見るためにロウ封を行ってます。
この画像はロウ封に使う道具を写したものです。
*ピンセット・・・試料をつかむためのものです。
*ヘラ・カッター・・・ロウの形を整えます。
*マッチ・アルコールランプ・・・ヘラを熱するために使います。
*組合せ型・・・ロウを流し込む型です。
次の画像はロウ封に使う薬品類を写したものです。
*レモゾールⅠ・Ⅱ・・・パラフィンになじませるために使います。
*レモゾール・パラフィン1・1・・・レモゾールからパラフィンになじませるために使います。
*パラフィンⅠ・Ⅱ・・・ロウのことです。
そして、パラフィンなどを温めるための機械がこのパラフィンオーブンです。
ロウ封の詳しい様子はまた次の投稿で紹介します。
投稿者 : 16:54