2015年2月21日
ロウ封のやり方について説明します。 まず、レモゾールやパラフィンをそれぞれ容器に入れ、それをパラフィンオーブンの中に入れ、70度ほどにあたためます。
あたためたレモゾールのなかに、試料となる細胞の切片を入れます。わたしたちは、アカハライモリの細胞の切片(卵巣など)を使っています。 まず最初に、レモゾールⅠ、次にレモゾールⅡ、レモゾール・パラフィン1:1、パラフィンⅠ、パラフィンⅡの順に試料を移し替えていきます。
溶かしておいたパラフィンを、上の写真右下にある金属の型に流しこんで、試料を真ん中に置き、さらに、パラフィンで埋め込みます(包埋)。 この作業がうまくいかないと、後の作業に響いてくるので、慎重にやるよう心がけていますが、なかなかうまくいきません。 試料をパラフィンの真ん中にするのが、難しいです。
冷えて固まったら、型から外します。これでロウ封の作業は終わりです。
次回は、プレパラートの作成方法について紹介します。
投稿者: 日時: 18:17