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文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の再々指定が決定


清心女子高等学校は、平成18年度よりSSHに指定されたことをきっかけに、高等教育以前における女子に特化した科学教育プログラムの開発に10年間取り組んできました。豊富な自然体験及び大学と連携した実習、並びに課題研究を実施することで、生徒の理系進路意識に肯定的な影響を与えただけでなく、大学進学後に必要な力を身につけることで、女性研究者として必要な基盤の育成を行ってきました。また、科学的な話題を題材にした英語ディベートを授業に取り入れたことで、科学の興味付けや科学英語の習得を促すことができただけでなく、生徒は英語で考え、表現することに慣れるようになり、ツールとしての英語という意識が定着しつつあります。さらに、「集まれ!理系女子」の開催を継続して行うことで、理系女子の仲間意識が高まったことに加え、理系女子の社会進出を願うような社会の意識改革を進めてまいりました。

本校は第3期SSH事業の実施希望調書を文部科学省に提出し、この度、審査の結果、平成28年度から、5年間の再々指定を受けました。平成28年度SSH指定には、全国74校(国立2校、公立61校、私立11校)から実施希望調書の提出があり、24校(国立2校、公立20校、私立2校)が指定校となりました。
この度、指定を受けた私立高校は本校を含めて2校しかないことに加え、私立女子中高としては全国で最長の指定となります。

第3期SSHでは、「EGGS ~Education for Global Girls' Scientists~ グローバル社会で活躍する女性研究者育成のための教育プログラムの開発」を研究開発課題としています。次世代の科学技術を担う女性研究者・技術者を育成していくため、理系分野への興味・関心、国際化に対応できる感覚と能力を高めるだけでなく、それを取り巻く社会の意識改革を促していくため、以下の5つの研究テーマを掲げ、教育内容を実施することを計画しています。

  1. 女性科学研究者として必要な基盤を育成する科学教育プログラムの開発
  2. グローバル社会で活躍するために必要となる語学力並びに国際感覚の育成
  3. 地球が抱える課題解決に向けたESDプログラムの開発
  4. 理系女子を積極的に応援する社会変容に向けた意識改革の推進
  5. 地域・大学・大学院との連携の強化による、女子理系進学支援という共通目的を達成するシステムの構築

平成28年度最初の公開行事として、6月25日(土)に「第9回SSH科学英語研究会」を計画しています。
今後とも、本校のSSH事業に、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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