AMDA-MINDS「NGOで働く~グローバル社会でできること~」に参加
2017.06.12
AMDAが主催するAMDA-MINDS「国際協力キャリアセミナー」に本校の生徒が参加してきました。AMDAの職員方々が、どのような「きっかけ」で国際協力に関わるようになり、どんな「経緯」で今に至ったのか、また、毎日どのような「想い」で現場と向き合っているかなどをさまざまなエピソードを交えながら、語っていただきました。講演の後、グループに分かれ、AMDAの職員の方に質問をしました。
あっという間にセミナーの終了時間を迎えましたが、終わったあとも職員の方に進路の相談をしていました。
今回、講演を聞いたり、質問を聞いたりして、将来の選択肢の中に国際貢献に関する仕事を入れてみようと思いました。質問の中で「社会経験があったほうがいい」というのは初めて聞き、想像もしていなかったので正直驚きました。今回1番思ったことは、将来国際貢献に関わる仕事に就こうかと考えたときに困らないよう今はとにかく英語を勉強しようと思いました。
「世界で一番貧しい国」と言われるシオラレオネという国に行って貢献されたお二人の講師の先生の講演を聞き、それを踏まえたのち、直接、意見交流をしました。 そのうちの一人は大学で法学を勉強し、会社員として何年か働いたのち、国際協力をしている業界に入り、シエラレオネに行ったそうです。また、シエラレオネには行かれていないけれど、豊富な経験をお持ちになる社会人の方々とも交流しました。近年、将来への就職先として大学を卒業してからこの業界の職に就きたいと希望する大学生の方が多いようです。しかし、交流した方々全員が口をそろえて言われたことが、①職に就いた時の待遇が良いので、大学院に行っておいたほうが良いということ、②若くして国際協力業界に入ることは、競争率も高く、また、重大な責任を負うことにもなるので、一度社会人として経験を積んでから入ったほうが良いということを知りました。私は将来、グローバルに生き、発展途上国の人々の生活に貢献できる人材となることを目標としているので、今回の講演会は私の、未熟な国際協力の知識にも、私の将来にも、素晴らしい影響をあたえてくださった気がします。今後も、このような講演会に積極的に参加し、私も成長していきたいと深く感じました。
「発展途上国の人々は、変わり始めている」
講演を聴いて私が最初に思ったことがこれだ。これまで私は「発展途上国の人々の中には勉強の大切さを知らない親が多く、それゆえに、学校に子供が行かずに働き、勉強ができないため賃金の安い仕事にしか就けない」と授業を通して知り、現在でもそうだと思っていた。しかし、今回の講演を聴き、今までの考えがガラッと変化した。多くの人々が勉強の大切さを理解し、また「自分の子どもには苦労させたくない。家計は苦しいけれど、学校にだけは通わせている。」という人々が大半で、これを聞いたとき本当に嬉しかった。途上国の人々も、一歩ずつ前に進み、変わり始めていると強く感じた。今回の講演会で、直接経験者の方のお話を聴き、国際協力というものが「漠然」としたものから「明確になった」ように思う。このような講演会に参加できたことに感謝し、これからも自分の見聞を広げていこうと思った。