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A:阿寒湖 | B:知床五湖 | C:オンネトー |
D:旭岳 | E:層雲峡 | F:摩周湖 |
G:硫黄山(アトサヌプリ) | H:然別湖 | I:フレペの滝 |
J:野付半島(トドワラ) | K:釧路湿原(恩根内) | L:阿寒国際ツルセンター |
M:オホーツク流氷館 | N:標津サーモン科学館 | O:知床峠 |
ウトロと羅臼を結ぶ知床横断道路にある標高738メートルの峠である。羅臼岳を望むことができ、天候に恵まれれば国後島も望むことができる。峠に至る登りと下りの車窓から景色では、標高による植生の変化、紅葉・黄葉の進み具合の違いを見ることができる。横断道路は冬期通行止めとなる。
羅臼岳を望む
峠に至る道
別名アトサヌプリ。標高512メートルの活火山である。麓はかつて硫黄鉱山であった。噴気口に駐車場から歩いてすぐに近づくことができ、湯気が上がっているのがわかる。その周囲には黄色の硫黄が付着しているのを見ることができ、硫化水素の臭いも強いので、火山活動を実感できる。すぐそばにあるのが川湯温泉。知床半島にも同名の硫黄山がある。
駐車場から望む硫黄山
噴気口(黄色いのは硫黄)
釧路市北側に広がる高大な湿原。その縁にはいろいろな場所に展望台が設置されており、そこから湿原を見渡すことができる。水が豊かであることから、かつては農地化が試みられた時代もあったが、タンチョウの繁殖地としての保護から始まり、ラムサール条約登録地になったのち、国立公園に指定されたことから、自然保全・再生の取り組みが進められている。
展望台からの釧路湿原
釧路湿原の中の木道を歩く
マリモが生息することで有名な淡水湖。マリモは特別天然記念物であり、採取はできない。天然のマリモが見られるように、阿寒湖内のチュウルイ島にマリモ展示観察センターが設置されている。周囲を含めて国立公園になっており、その自然が保護されている。湖畔には自然探勝路も整備されており、凍裂したトドマツやボッケと呼ばれる泥火山の噴出などを見ることができる。当然そのボッケの周囲は地温が高い。
阿寒湖の船中から
水層の中のマリモ
泥が吹き出すボッケ(泥火山)
凍裂したトドマツ
サケの仲間に関する展示があり、水層で飼育されているものもある。標津川からひいた魚道水層があり、遡上する野生のサケを横から見ることができる。もちろん川には橋もかかっているので上から見ることもでき、時期と時間帯によっては遡上するサケの大群を目にすることができる。ここでは職員の方にサケの解剖講座を開いてもらうこともできる。
標津川を遡上するサケ
科学館内での説明
外でサケの解剖講座
その一部
畑の中の野生のタンチョウ
ツルセンター内のタンチョウ
羅臼の道端にいたエゾシカ
釧路湿原にいたシマリス
道端にいたキタキツネ
浅い川を遡上するサケの群れ