「彫刻を鑑賞する視点を考える（彫刻制作の舞台裏から）」 西平孝史（にしひらたかし）　さん

講演では、彫刻を持ち込んで丁寧に説明してくださった。

教室内に持ち込まれた作品を鑑賞する。質問にその場で答えていただいた。

チェルノブイ原発事故の写真集から、ロシア人の女性の胸像作成を試みたが、偶然通りかかったスイス人に「何人に見えるか」と尋ねると、なんと「日本人だ」と答えられてしまったという。どこで人種を区別すのするのだろう。

生徒感想

■人も同じで、骨の創りについて調べ、筋肉のつき方を良く見て創っていきます。人は、重心の位置なども気にして創ります。そのため、約２０分に１回の割合で休憩をします。 他には、東洋人と西洋人の鼻の骨の違いを教えてもらいました。また、男性と女性の違いは、ウエトスのくびれのラインが、女性の方が上にあり、また、足首の骨が、男性の方が出ていて、ごつごつとした感じがすると教えてもらいました。

競走馬「トウショウボーイ」のブロンズ像を制作する過程を詳細に説明されている本で、講演後学校に寄贈していただいた。吉備人出版「ブロンズ」（著者・西平孝史）定価３０００円。

■主な作品■

ブロンズ作品

1981年	●希望（和気郡藤野小学校改築記念事業）
1984年	●園歌（レリーフ（岡山市弘西保育園）
1986年	●岩本婦人像（作東町）
1988年	●小便小僧・少女（瀬戸大橋架橋博覧会会場「はるやま」泉の広場、現・渋川公園） ●フラッシュ（大阪市文健会館）
1989年	●お母さん（高梁市正宗公園） ●仲良し（高梁市児童館前） ●岡山県文化・スポーツ顕彰の賞碑（岡山県） ●パイプに座る女（倉敷市守谷整形外科） ●裸婦像（大阪市ユーキ株式会社） ●裸婦像（大阪市サイオン事務器）
1990年	●父子像（高梁市観光駐車場） ●蒼天（大阪市文健会館玄関フロアー） ●トウショウボーイ（北海道静内町軽種馬協会）
1991年	●少女像（メルバルク岡山玄関前） ●母子像・フラッシュ・哲学者（東粟倉村／ベルビール自然公園） ●テスコボーイ　（北海道静内町桜舞馬公園） ●未来の像（東京都ライオン新宿ビル）
1992年	●ジャポニズム岡山　壁面レリーフ　（岡山市／西川アイプラザ） ●福井会長銅像（東京都ライオン新宿ビル）
1993年	●福井会長胸像（大阪市ライオン事務器）
1994年	●山田会長像（兵庫県阪神機器） ●勝又会長像（静岡県ライオンファイル）
1997年	●ペスタロッチ像（苫田郡鏡野町）

ブロンズ以外の立体物

1982年	●男性像・女性像（日生町中央公民館ロビー）
1987年	●ゴリラ（岡山市岡本ビル）
1988年	●桃太郎　キャラクター像（瀬戸大橋架橋博覧会岡山会場） ●ジャイアントパンダ・レッサーバンダ・キンシコー立体像（池田動物園） ●桃太郎基金箱　キャラクター像（岡山県社会福祉会館） ●平柵田中作　鏡獅子（井笠地方振興局／山陽自動車道篠坂PA） ●筆を持つ桃太郎　キャラクター像（岡山中央郵便局／JR岡山駅東口郵便ポスト）
1989年	●ベルの女神（熊山町金比羅山山頂） ●カラクリ大時計上部半円球（岡山市百周年記念事業／JR岡山駅西口広場）
1990年	●子象（倉敷市おかじまや）
1991年	●キョウリユウの卵・キョウリユウ２体（鏡野町／地球のおいたち公園） ●梵鐘の復元（高梁市教育委員会）
1992年	●エンタシスの柱（岡山市表町） ●赤ずきんちゃん　キャラクター像（新庄村）
1993年	●桃太郎とお供達　キャラクター像（真庭郡内） ●キジ丸・富永一郎原作人物キャラクター像（川上町／観光案内塔） ●サンリー・アイの女神　モニュメント（福岡県岡垣町）
1991年	●太陽系惑星模型（美星町）

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