感想… 私が、人通りが多いこの通りに、どうしてあえて裸像を置いたのだろうかということだった。行き交う人を見ても裸像に目をやっている人はおらずというよりもむしろあえて目をやらないという表現のほうが正しいのではないかと思った。正直、女の私でも写真を撮ることに抵抗を感じた。この像を、直視したことがある人は、どのくらいいるのだろうか。 周りにある花壇の植物の様子や遠くに目をやっている裸像の表情がなんとも悲しそうであった。口を開けていて何かを、嘆いているようにもみえた。しかし、この像は、「春や春」という明るい題で作品と題とのギャップを感じた。これは、作者とモデルの気持ちの違いの現われであろうか…。それに、像が3つもの台の上に置かれているところからみて見せ物の様に扱われているようで疑問をかんじた。この、像が言いたかったことは、とても深いことなのではないかと思う。 |
感想… まず、この像を見て「動」を感じた。片足を上げていたり、人通りの方に手を差し伸べている所から見て、忙しく行き交う人々に「踊ろうよ」と語りかけているようである。 この像を見ると普段の生活の中でなにかとわたしたちが忘れかけている「ゆとり」を、思い出させる。また、この像は、他の裸像と比べ服を、着ていることからも、親しみやすい作品だと思う。 |
感想… この作品を道行く中で意識せず見ただけでは、この題の意味がよくわからない。しかし、立ち止まってよく見てみるとこの女性の体のラインが海の波を現しているき気がする。それに、他のニ体は茶色がかっているのに対し、この像は青みがかっている。上の方が青さが強いので雨や風にさらされれたりして作ったのではないだろうか。そこからも、作者が海を意識してこの作品を作り上げたことが感じとれる。それにしても、苦しそうな体勢である。にもかかわらず、表情は何も考えていないかのように、平然としているこれも、海の穏やかさを、現していると思う。それに、作者は、大人の女性で海を現しているのは、海の大きさや、やさしさを強調したかったのかもしれない。 |