野外彫刻についてのレポート
湖の華
作者…山田良定
1995年富士銀行前
山田氏について…日本彫刻界をリードしていた山田氏。
五個荘町奥の出身で昭和25年第1回大津市展で彫刻デビュー
昭和29年滋賀大学卒業後富永氏に師事
平成11年第5回日本芸術院賞受賞
最後の作品「華の舞台」
*感想* この裸像は全体的に優しい感じがする。頭から被っている羽織物の柔らかそうな
質感がよく表れている。体のラインが丸みをおびていることからも、優しい、
洗練された女性のようにみえる。どこか遠くを見つめているが、その先には
何がみえているのだろう。
楽園
作者…下川昭宣
1997年3月福山アートプロジェクト実行委員会
*感想* この像はカバの親子の様子である。向き合って仲良く対話をしているようだ。
題名に楽園とついているように、幸せな親子のひと時なのだろう。
この像を見ていると、忙しい日常を忘れてゆったりとした気持ちになれるような
気がする.
待つ、女性、母と子
作者…ソムチャイ・ハッタキスソール
*感想* この像は3体の像から一つの作品ができている。この像は1人の女性の人生を
3つの像で表しているようにみえた。誰かのことを想いながら待ち、そして
こどもを授かった。女性の幸せが形になっている。
母と子
作者…エン・タイ
*感想* この像をみて、はじめに気付いたのは、親子でしっかり手をつないでいることだ。
母親がしっかりと子を抱きかかえている。親子の像は幸せの象徴だと聞いたこと
がある。この母親はふっくらとしていて裕福そうにみえる。
この銅像のように、世界が丸く穏やかであればいいと思った。